11月17日は、イスラム教の犠牲祭(コルバニ・イード)初日でした。
朝早くから起きて待機。というのも前日、ダッカ支店のバングラデシュ人スタッフ(イスラム教徒)がイードの日のことを
「忙しい。暇がない」
言うんですもん。むー、日本の寝正月みたいなものじゃないんか…。聞けば、朝早くから身支度(シャワー)して、正装して、8時にはモスクにお祈り行かなきゃいかんと。10時に朝の通勤ラッシュがくるダッカにしては、たしかに異例の早朝出勤ですね。
家を出れば、さっそくあちこち牛とヤギ。
インドの街角の牛と違って、どれもしっかりロープで留めてあります。そりゃ、30万タカ(約40万円)で買った貴重な生贄ですから。
歯出して笑ってる? 人間の意図なんてお見通し?
やぎくん「あー、俺食べるんだ―」(←想像)
うしくんも「あー、俺食べるんだ―」(←しつこい!)
にしても、こんな近くで牛眺めるの久しぶりやなあ。
水かけると動物は落ち着く、なんて話も聞いたことがあります。
いっぽう人間様はモスクに向けてぞぞろぞろぞろぞぞろろろ。
白いパンジャービー(民族衣装)とトルコ帽の人々だらげです。普段は普通の格好も多いんに。
普段着でも新品の人が多く、「『撮れ撮れ!』言われ率」が高いのなんの。
腕の横の眼がこわいぞ…ってそこじゃないと思う(笑)。
モスク横のチャーイスタンドも大盛況!いつもは1人のお店が2人、3人態勢。もちろん新品パンジャービーで着飾ってます。キマッてるぅ(笑)。
イスラムの教え、とくに犠牲祭の時期は喜捨が奨励されるので、貧しい人々がモスク前に集まります。
そして、人の集まるところ露店あり。
「お肌がきれいになるボール」と「飛ばない風船おじさん」です(笑)。
そんなわけでボナニ中央モスク。
建物に入りきれずに道路まで列が延びてます。
なぜか記念撮影。背景はこれでいいんか?(笑)
お祈りが終わると、みんな晴れ晴れの表情でそれぞれの家へ。
で、ここからが早いこと早いこと!
もう(←ギャグちゃうぞ)牛縛りだしとるがな!
というわけでこの牛の犠牲を拝見することにしまして、まことに血生臭い、でも厳粛な、屠りの光景のレポートはまた次回!