今年のトニー賞で最優秀ミュージカル作品賞を受賞したキンキー・ブーツ」を観てきました。

H.I.S. ニューヨーク支店便り

このミュージカルは同名の映画が原作で、私も見たことがありました。あらすじを簡単にまとめると、傾きかけた経営難の靴工場を、亡き父の後を継いだ息子が、”特殊な”なブーツを製造するというアイデア勝負により工場を立て直す、というストーリーです。
 
どういう風に”特殊”なブーツかというのは、まぁ想像がつくかと思いますが、見てのお楽しみという事で。
 
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私も実際に見るまでは、”あの映画、そんなに複雑なストーリーでなかったと思うけど、キンキーなブーツを製造する、というネタで2時間半も場が持つのかな?”、という懸念があったのですが、それは杞憂に終わりました。タイトルこそキンキー・ブーツですが、メインのストーリーはブーツの事ではなく、それを取り巻く人間模様なんですよね。
 
有名な映画とか小説のミュージカル化でありがちだと思うのが、原作のストーリーをカバーするのに精一杯で、見終わったあと、「あらすじをこなしていたのは分かったけど、でもこれってミュージカルである必要ってあったのかな?本や映画のままで良かったのでは。。。」という点です。
 
その点、この作品は、ミュージカルならではの歌と踊りをうまい事ストーリーに絡めてあり、映画や芝居でなくわざわざミュージカルにした、という必然性が分かりました。
 
トニー賞最優秀男優賞にノミネートされた主役の2人もさすがで、シンディ・ローパーの曲もストーリーにうまく溶け込んでいました。

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私が観劇したのはトニー賞前だったので、1時間弱並んで当日券をゲットできたのですが、トニー賞後の今はチケットが取りづらいようですので、ご興味のある方はお早目の手配をおススメします。

オフィシャルサイト:http://kinkybootsthemusical.com/


Ken

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