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ニューヨーク市内は今もレストラン内での飲食は禁止であり、レストランの営業はデリバリー&ピックアップのみに限られています。
これでもう2ヶ月以上、いわゆるダイン・アウト(Dine Out=外食)ができなくなったニューヨーカーのストレスはかなりのものと言えますが、それ以上に営業を制限されているレストラン側の苦労は想像を超えるものがあります。
これまでデリバリー&ピックアップに対応していなかったレストランからも食事を購入できるのはニューヨーカーにとって嬉しい限りですが、アメリカにおけるデリバリー&ピックアップは、基本的にレストラン・メニューを容器に入れる、「BOX対応」となります。
これに対して日本は昔から豊かな「弁当文化」というものがあり、種類・品数や見た目の美しさなど、どれをとってもアメリカの「BOX」とは比較にならないほどのクオリティを持っていると言えます。
そうした中、かねてからの日本食ブームに、現在のパンデミック下における外食規制状況も影響し、ニューヨーカー達には今、ハイ・クオリティな「日本のお弁当」がブームとなっています。
1993年にオープンした日本食レストラン「Tsukushi(つくし)」は、巷の日本食レストランの味には飽き足らず、本物の「日本の味」にこだわるニューヨーク在住の日本人や日本食好き・日本好きのニューヨーカー達に支えられ、知る人ぞ知る隠れ家&憩いの場所的な存在でもありました。
店主ご夫婦で切り盛りしているこのレストランの特徴は、何と言っても手作りの家庭料理。メニューは全て「おまかせ」であり、ディナー・タイムの後はバー/居酒屋的な雰囲気となって深夜まで営業しているため、「Tsukushi」でなければという常連客が圧倒的に多いことも特徴です。
2001年の9/11同時多発テロ、そして2008年のリーマン・ショックと、度重なる苦境の中でも「Tsukushi」は店をクローズすることなく、約27年間本物の日本の家庭料理を提供してきましたが、今回はパンデミックによる強制的な措置によって初めてレストラン営業が停止し、弁当作りにも初めて取り組むことになりました。
当然のことながら不安の中でのスタートではありましたが、これまで多くの常連客に支えられてきた「Tsukushi」レストランゆえ、SNSやウェブサイトなどを通した応援・支持が広がり、間もなくして対応できないほどの注文が集まってきたとのことです。
さて、肝心の弁当の中身は、その時々の「おまかせ」の魚料理、煮物、揚げ物などが豪華に盛り合わされて$20。伝統的な日本の家庭料理スタイルのカレー弁当は$12です。
そして、家庭の味が詰め込まれた容器には手書きで「ありがとうございます」の言葉が添えられているところにも、家庭的で暖かい「日本の心」が溢れていると言えます。
Tsukushi
Address: 357 E 50th St, New York, NY 10022
Phone: (212) 599-8888
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一日でも早く世界の新型コロナウイルス感染が終息し、
HIS ニューヨーク支店