南仏の旅はまだまだ続いています。マルセイユから車で約40分。(定期バスも出ています。)カランクで有名な小さな港町カシスへ向かいます。ちなみに、このマルセイユからカシスまでの山沿いの道のりというのが、かなりの絶景!(注意!運転する場合は、道路の道のりは少々険しく、地元の人たちの運転は荒く、ガードレールがあるところも少ないので、運転には十分お気をつけ下さい。)
山を下ると、教会の屋根と白い街並み、そして紺碧の海の港町が見えてきます。夏は観光客でいっぱいになるそうですが、2月、3月はとても静かな街です。多くの画家もここに絵を描きに滞在したそうです。港の周りには小さなホテルやレストランが立ち並びます。(ちなみに、4月まではローシーズンのため、値段の交渉をすると、安くしてくれるホテルもあります。)冬のホテルの価格はホテルに寄りますが、2人ツインで50ユーロ程度から見つけることも可能です。
ビーチもあります。水も驚く程透明です。
そして、カシスの一番の見所は、カランク!マルセイユ~カシスに続く入り江です。このカランクは、ボート又は徒歩で行く事が出来ます。
まずは30分~1時間おきぐらいでカシスの港から出ている船で海上から見てみます。ツアーに寄りますが、10ユーロ前後からあります。カランクまで船で行って、カランクのビーチに上陸することも可能です。 とりあえず、オーソドックスな、有名なカランク3つを周るツアーに乗ってみました。海上からのツアーは大きな石灰岩の岩山や絶壁を波に揺られながら間近で見ることができ、大迫力。
その後、歩いてカランクを見に行きます(※歩きやすい靴をオススメします)。徒歩での道のりも、絶景!遠くに岩山あり、下には地中海が広がり、南仏の大自然を堪能!
1つ目のカランクに到着。ここは一部私有地のため、下まで下る事は出来たのですが、それ以上は進めず。しかしながらハイキングコースからの眺めは最高です。こんな所にボートを所有できるなんて、羨ましい限りです。。。
カランクハイキングコースを進みます。海の色は近くで見ると、非常に澄んだ、エメラルドグリーン。魚が泳いでいるのも見られます。
更にハイキングコースを進み、次のカランクへ向かいます。
次のカランクに到着。そこはまるでプライベートビーチのようなひっそりしたところ。もちろん誰でも自由に降りられます。もう少し暖かければ、泳げるのですが・・・。本格的な観光シーズンには入っていないため、人もまばらでゆったりできます。
カランクまでのハイキングコースは、半日~1日弱かかります。(※途中に人口のトイレ等はありません。)カランクハイキングから帰って、お腹もすいたところで、夕飯。カシスは観光地のため、レストランもたくさんありますが、今回のオススメは、港からちょっと離れた路地に入ったところで、教会の近くにある「ボナパルト」というレストランです。ちなみに、ここのスペシャリティーはもちろんブイヤベース。夏冬問わず、席の予約が絶対必要です!今回は約15ユーロのメニュー(約2400円前後)を頼みました(値段は時期によって変わるのでご注意!)。前菜に魚のスープ。(これが絶品!魚介エキスたっぷりのオレンジ色のスープに、たっぷりのチーズ、雲丹とニンニクのソースを塗ったバゲットを浸して食べます。)前菜だけで、既にお腹は満腹。しかしその後メインのタラ、デザートのミルフィーユと続きます。。。(前菜だけで良かった・・・と後悔はしたものの、)美味しい食事に満足し、その後はカシスの夕日を見に行きます。車で10分程行くと、カシスの町と海を見下ろせる場所があります。真っ青な空と紺碧の海が、きれいなオレンジ色に変わり、日が沈んで行くのを眺めます。忙しいパリではなかなか夕日なんて見る機会もありません。(巨大な建築物で夕日自体見れることも少ないですが・・・)。
カランクボートツアーにハイキング、そして美味しい夕飯に美しい夕日、というパリでは味わえない貴重な1日を過ごして、次の目的地イエールHyereに向かって出発。
次回は、イエールHyereをご紹介。(HISパリ支店NI)
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