パリの生活事情というのは、日本の便利な生活に慣れてしまうと、なかなか不便です。
日曜や祝日は殆んどのスーパーは閉店だったり、パリ市内は、洗濯物を外に干すのが禁止されていたり、パリ市内の建築物は基本的に古いため、(日本だと4階以上のアパートにはエレベータが義務付けられていますが、)5階以上の建物にもエレベータが無かったり、お湯がタンク式で10分以上シャワーを浴びると水になってしまったり、急に停電になったり・・・。
中でも、洗濯機を置ける設備のあるアパートも限られているため、特にパリに住む外国人はコインランドリーを頻繁に利用します。そこで今回は、パリのコインランドリーの利用方法をご紹介します。
コインランドリーは、フランス語で【Laverie Libre Service ラブリー(リーブル セルビス)】と言います。
中に入ると、通常は10Kg用と5Kg用の洗濯機があるので、どちらか選んで下さい。コインランドリーによって異なりますが、料金の大体の目安は、洗濯10Kgで6ユーロ前後(約千円弱)、5Kgで4ユーロ前後(約650円弱)、脱水は一回7分で0.5~0.7ユーロ(約百円弱)ぐらいになります。になります。(※料金は2007/4/30現在の目安です。それぞれのコインランドリーにより料金は異なりますので、予めご了承下さい。)
(↓ちなみに下は10Kg用の洗濯機)
①ふたを開けて、中になにも入っていないことを調べて、洗濯物を中に入れます。
②洗濯機の上にふたが付いていて、そこに洗剤を入れます。入れるところは2箇所ありますが、2度洗いをする場合は、【Pre~】とある方にも洗剤を入れます。
③洗濯方法と、温度を調節するボタン又はダイヤルがあるので、選択し、ふたを閉めます。
ここまでは日本と同様ですが、ここからが違います。
日本では洗濯機自体にコインを投入する箇所がありますが、フランスでは、以下の方法になります。
【PAIEMENT】 と書かれたマシーンが別にあるので、
④洗濯機の番号を入力して【♯】を押します。
⑤ディスプレイに金額が表示されるので、金額を入れます。
⑥選択した洗濯機が動き出します。該当する洗濯機のディスプレイに残り時間が表示されます。
⑦ディスプレイの表示が0になったら、洗濯終了です。乾燥機かける場合は、乾燥機も同様に【PAIEMENT】にコインを投入して作動させます。乾燥は1回7分のところが多いので、洗濯量にも寄りますが、約3回~4回で大体乾くと思います。
パリに来た際には、パリのコインランドリーに行ってみてもちょっと変わった記念になるかも知れません。
※洗濯中は(念には念を入れて)盗難防止のために、コインランドリーから離れないことをオススメします。また、コイン投入時など、財布を出し入れする際はくれぐれも盗難等にお気を付け下さい。
(HISパリ支店 NI)