4/9はイースター休暇でした。 パリジャンたちは、「休暇」と言えば、とにかくパリから脱出したいらしく、パリから地方へ向かう主要な駅にはいつも旅行客でいっぱい。そしてどこのホテルもかなり前からほぼ満室。(フランスの休暇と重なるときは、ホテルの予約はかなり前からしていた方がよさそうです。)
今回はパリからRERで40分~50分。フォンテンヌブローの森へ。
当日は雲ひとつない晴天。まさにハイキング日和。フォンテンヌブロー・アヴォン駅(Fontainebleau-Avon駅)で下車し、そこからバスでフォンテンヌブローの中心地まで行きます。 インフォメーションセンターの目の前に停車するので、そのままインフォメーションセンターへ行き、フォンテンヌブローハイキングコースの地図をもらいます。(有料と無料の地図があります。)
今回は、フォンテンヌブローから、画家たちが集まった農村の中の小さな村で知られる「バルビゾン」というところまでのハイキングコース(約8キロ)を歩きます。このフォンテンヌブロー⇒バルビゾンのコースは、<FB>という矢印が道の上や木に書かれていて、その目印にそって歩けば、迷わずバルビゾンに到着します。
フォンテンヌブローより、早速出発。途中トイレがないので、町外れのカフェでカフェを飲み、トイレへ行き準備OK。ちなみにここのカフェ、なんと70セント!110円ぐらい(パリ市内では約2倍以上です。)
<FB>の目印を見つけながら歩いていきます。もうすぐ新緑の季節で、木々が青々としていてとてもキレイでした。
2時間程歩くと、丘の上に登っていて、周りは岩だらけになってきました。フォンテンヌブローの森を歩く場合は、歩きやすい靴をオススメします。お腹が空いたので、岩の上にてサンドイッチを食べて休憩。もらった地図を見ると、ようやく半分まで来たようです。
更に歩いていくと、今度はフランスの童話に出てきそうな森に。周りは人一人いないので、晴れた昼間に歩くのは気持ちが良いですが、それ以外の時は少々怖いかも知れません。
更に1時間ほど森の中を歩くと今度はまた岩が多くなり、道は土ではなく、海岸のような砂になりました。
この辺りまで来ると、リュックを背負った他のハイキング客や、自転車でサイクリングしている人たちの姿が多く見られます。
バルビゾンまですぐのところに来ました。もうかれこれ休憩も含め、4時間近く歩いています。この辺りには、バルビゾンに住んだ画家達が描いた風景に似通った景色も見られます。
森を抜けるとようやくバルビゾンの村の入り口が見えてきました。フォンテンヌブローの森は地図で見るより実際歩くと、予想したより大きく、手付かずの自然になっていました。(途中にはもちろん自動販売機もトイレもお土産屋さんもありません。)
次回は「晩鐘」「落穂拾い」などで知られる画家ミレーをはじめ、多くの芸術家が暮らした村バルビゾンをご紹介します。(HISパリ支店NI)
フォンテンヌブローまでのアクセス
パリ、リヨン駅からRERで40分~50分。フォンテンヌブロー・アヴォン駅(Fontainebleau-Avon駅)で下車。
駅前からバスが出ていて、フォンテンヌブロー宮殿前まで(インフォメーションセンターの目の前に停車します)約10分。
徒歩でも行けます。