2007.06.04
世界遺産に指定されている、パリのセーヌ河岸。今回はセーヌ河に架かる橋を一部ご紹介。
パリの上流域の橋を歩いてみます。
まず、パリ、サン・ルイ島からベルシーに向かってセーヌ河を歩いていくと見えてくるのが、約100年前に建築された、オーステルリッツ橋です。オーステルリッツ駅につながっている、鉄道橋です。
更にベルシー方面に歩いていきます。次に見えてくるのは、1996年に完成したモダンな橋、シャルル・ド・ゴール橋です。この地区は、再開発地区に指定されたモダンな地区。ということで、モダンな橋が建築されたとのことです。
そのすぐ隣にあるのが、もともと1832年に完成しましたが、その後何度も改装され、最終的に1992年、現在の形になった、ベルシー橋。メトロ6号線が走っています。
ベルシー橋を越えると、ちょっと変わった橋が見えてきます。これが、2006年に建設されたとてもモダンな橋、シモーヌ・ド・ボーヴォワール橋。ベルシー公園と、ビブリオテック・ナショナルを繋いでいます。橋は2段の層になっていて、波のように曲がっています。
この橋の左岸に見えるのが、ビブリオテックナショナル、フランス国立図書館です。4棟のL字の建物は、本をイメージして建築されたとのこと。
パリの街並みと同様にセーヌ河とそれにかかっている何本もの橋は、ただの建築物ではなく、芸術作品。
一本一本が全く異なった趣向を持っていて、それぞれの橋はセーヌ左岸と右岸のパリの観光名所をつないでいます。
例えば、イエナ橋はエッフェル塔とシャイヨー宮、アレクサンドル3世橋はアンバリッドとグランパレ、プティパレ、などなど。
そしてその橋自体も必見です。数百年前に建築されて古い橋から、モダンな橋まで様々な橋がありますが、こうした橋の歴史などを予め知っておくと、パリ観光も数段興味深くなります。
(HISパリ支店NI)