引き続き、世界遺産の街、プロヴァンをご紹介いたします。
旧市街の中世のまま取り残されたような家並みを歩いていきます。
しばらく歩くと、城壁にたどり着きました。この城壁、13世紀に建設されたとのこと。城壁の上に登って見ます。
城壁の上からは、旧市街と街の外側が一度に見渡せます。壁の外側は内側と一変、一面の畑です。
城壁のすぐ隣では、騎士の時代劇のようなアトラクションが行われていました。有料だったため見ませんでしたが、プロヴァンでは、こうしたさまざまなアトラクションが行われているようです。
城壁を壁の外側から見てみました。 城壁の周囲を少し歩いてみましたが、これ程よいコンディションで壁が壊されずに残っている街は、フランスでも数多くないとのことでした。
さらに街の中を歩いていきます。インフォメーションセンターにて、お勧めの周遊コースを教えていただけるので、それに沿って歩くと、主な観光ポイントを見逃さずに周れます。
次に見えてきたのはセザール塔。12世紀に建設されました。
こちらも塔内の見学は有料です。 大人3.40ユーロ、 子供〔5~12歳〕1.9ユーロです。〔2007年6月現在の情報です。〕 その他、プロヴァン、ヴォルヴィカン、フォンテンヌブローなどで共通して使用できる観光パスがあったので、それを購入。〔※大人9.2ユーロ、1年間有効、ただし中世祭の開催時期など一部の日はパスは購入することができません。〕
早速塔の中へ
入って下の階は資料館のようなものになっていて、セザール塔の模型などが置かれています。
さらに螺旋階段を上っていきます。この螺旋階段、写真のフラッシュで明るく見えますが、実は非常に暗く、上りにくいです。上る場合は、歩きやすい靴をお勧めします。
各階には展望台が付いていて、プロヴァンの街を一望できます。
さらに螺旋階段をどんどんあがっていきます。途中から階段の幅が極端に狭くなります。最初の階段の半分ぐらいの幅になり、さらに螺旋階段のため、閉所に閉じ込められたような息苦しい感覚になりながら、階段をあがっていきます。
ようやく最上階に辿り着きました。最上階は木組みの屋根部分になっていて、鐘がつるされています。
最上階からの眺めは格別!
プロヴァンの街全体はもちろんのこと、遠く城壁の外に広がる広大な畑まで見渡せます。
雨が降っていたのは残念ですが、もしかしたら天気が悪いおかげで、さらに中世の雰囲気が出ていたかもしれません。
その他、中世の商人の家や職人の館、歴史的な建築物や博物館など見所も数多くあります。
プロヴァンその三へ続きます。 次回は、プロヴァンの街のシンボルである薔薇。
その薔薇と蜂蜜の専門店や、プロヴァンの年間イベントをご紹介します。