
人それぞれ感じ方は違うと思いますが、
パリの本当に中心地というのは、空があまり見えません。
というのも綿密に設計され、建築されたパリの中心街は、
建物の高さがほぼ同じで、隙間がないのです。
パリの街が好きな人は、その統一された街並みを
好んでいる人も多いかと思います。
しかし、その統一された石造りの建物が、
時として息苦しく

例えば、こちらはマレ地区の或る一角。
空はピンクで囲った箇所ように常に建物の間から、
細く長く出ています。
なんだか自分が鳥かごに入ったような
気分になってしまいます。
その上、パリ市内では、犬のフンに常に注意して歩く必要が
あるため、下ばかり見てしまい、なかなか上を見て歩けません。
(実際始めてパリへ来た人が一番驚くのは、道路の汚さそうですが・・・)
確かに視線上側の美しい建物と、視線下側の道路の汚さのギャップ
は大きいです。。。
ちなみに予断ですが、フランスでは
「犬のフンを踏むと良いことがある」と言われています。
(踏んだ人への慰めでしょうが。。。)
本題を戻し、夕焼けを見に出発です。

物価高の街パリで、お金をかけずに楽しめることの
一つが散歩



パリは楽しい散歩コースが数多くあるのです!
夕暮れ前を狙い、
(2008/1/30現在では、日入りの時間はだいたい18時前後です)
世界遺産でもあるセーヌ河岸にでます。
週末の日中は、セーヌ川沿いの道が
車両禁止になっていて、ローラーブレードや
マラソン、散歩をする人たちなどに開放されています。
Hotel de Ville近辺から川沿いに、エッフェル塔方面へ向かって歩きます。
パリで一番古い橋、ポンヌフを通り過ぎます。
そして次に見えてくる橋は、

ポンデザールです。
異なった橋を次々に見ていくのも楽しみです。
空がピンクと黄色に染まってきました。
セーヌ川より、チュイルリー公園に出ます。
ちょうど夕暮れ時で、写真を撮る観光客で
静かに賑わっています。
公園の右手側に見える建物のガラスに、
夕日が反射して赤く染まっています。
チュイルリー公園付近は空間が開けているので、
建物に邪魔されず、空がよく見えます。
遠くにエッフェル塔まで見えます。
チュイルリーの彫刻とエッフェル塔↓
チュイルリー公園の噴水も夕日で赤く染まっています。
ここ数日、雨が降ったので空気が少し澄んだのでしょうか?
今日の夕焼けは特に赤と黄色がくっきり残っている気がしました。
パリにはお金をかけてオペラなどを鑑賞するのももちろん楽しいと思いますが、
夕暮れ時にベンチでゆっくり夕日鑑賞もまた良いのではないでしょうか?
今の時期はベンチで長時間座るのは寒そうなので、
長時間外出される方は暖かい服装でお出かけ下さい。
(HISパリ支店 NI)