2008.07.16

パリも観光シーズンに入って、街のあちこちに観光客が見られます。

そして天気も良い爽やかなこの季節、人々も浮かれ気分になっています。
そんな人を狙ってこのシーズンとても多いのがスリ!
先日はパリの地下鉄でも日本語でスリ注意の放送が入っていました。

スリに合った時のフレーズは、
Au Voleur!-オヴォルール!
泥棒!
Appelez la Police!-アプレラポリス!
警察を呼んで!
Au secours!-オスク-ル!
助けて!

などですが、短いとは言え、実際の場面に出くわすと、パニックになってなかなかとっさに出てきません。
英語でも日本語でもなんでも良いので、声を出して周りの人に伝えるようにして下さい。

もう盗られたか分からないけど、ハンドバックに誰かの手が・・・などであれば、
Qu'est-ce que vous faites ! - ケスクヴフェット!
何してるの!
とかでも良いので、何か声を出して下さい。

以前、2度パリでスリにあったことがあります。
(幸い盗まれる直前に気づいたのですが・・・)

昔から旅行などでいくつかの国に行ったのですが、落とした財布が戻ってくることはあっても(これはラッキーでした・・・)スリには一度も合った事がなかったので、本当のスリに合ったときは驚きました。

1度目は数年前の夏、ルーブル近辺のリボリ通り(←ここスリ多いです)
このときは、後ろからいきなり背中に人が飛びついてきて、財布を盗られそうなりました。
犯人は少年5人ぐらいのグループ。

人通りも多いこともあって(しかしその割りには誰も助けようとしてくれませんでしたが・・・)、
バック、財布とも無事でした。
が、代りに逃げながら何故かスゴイ罵声とツバをかけられました。。。
これがパリ初滞在1週間目の出来事・・・

そして忘れた頃に2度目はやってきました。
1度バックを盗られそうになったことがあったので、
それ以降はとても気をつけるようになりました。
そんな中、つい先日に起こりました。
比較的安全と言われる地下鉄①番線の中で・・・

その日は日曜日。
いつもの通勤時間と違って、電車は観光客などでとても混雑していました。
バックを前に下げて乗っていると、ドアが閉まる直前
可愛らしい、15歳ぐらい女の子2人が駆け込んで来ました。
フランス人形みたいな女の子達だなぁ~なんて関心していると、
何故かバックが心持ち重い。。。
ふとバックを見ると、なんと・・・
上着に隠すようにしてその女の子の手が私のバックの中に!
少々パニック状態で、バックを抱え、「バックあけたでしょ!」
と女の子に言うのと同時に、電車は次の駅に到着し、
その女の子達は逃げるように降りてしまいました・・・

急いでチャックの開いたバックの中身を調べると、
バックの奥にあった財布・デジカメとも無事でした。

しかしながら、こんな小さな子供達にまで気を付けないと
いけないのは、ちょっと悲しいです。

この日を遡ること数日前、こんな話をふと耳にしました。
ある人が警察に財布を盗られたと被害届けに行ったところ、
その警察署だけで、その日に財布を盗られた人は18件目だったということです。

皆さん、スリにあうとせっかくの楽しい旅行も台無しになってしまいます。
人が多いところでは特に、手荷物に十分注意をお払い下さい。

それから、友人で盗られたデジカメを取り返そうとして追いかけたために、相手に待ち伏せされ、最終的に重体で入院してしまった人がいました。
デジカメやお財布も大事ですが、一番大事なのは体です。
盗られた後はくれぐれもご無理をしないようにお気をつけ下さい。

(HISパリ支店 NI)

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