Château de Vaux le Vicomte
ヴォルヴィコント城
へ行ってきました。
ヴォルヴィコント城は、パリの南東に位置します。
パリからは、Gare de Lyon(パリ・リヨン駅)から電車でMELUN(ムーラン)まで行き、バスに乗ります。
朝11時、パリ・リヨン駅です。
電子パネルに行先と時間、発車ホームが表示されます。
ホームは発車の20分ぐらい前にならないと表示されないこともあります。
しばらくすると、MELUNムーラン行きの電車が表示されました。
MELUNへはRERでも行けますが、直行は20分、各駅停車ですと、1時間半ほどかかります。
11時半ごろ発車の直通電車に乗りました。
車内の様子です。
フランスの電車は日本のようにエアコンが完備されていないので、
車内はサウナのような暑さでした。。。
出発時間になると、席はほぼ埋まりました。
20分程でMELUNに到着しました。
駅から50mほどの所に、ヴォルヴィコント城行きのバス停があります。
Château-bus
この文字とマークが目印です。
時間を見ると・・・
バスは土・日のみ運行しています。
MELUN駅からは、
10H45-11H45-13H45-15H45、基本的に1日4本です。
キャンドルナイトのある土曜(7、8月のみ)はその他に
19H15-20H15
の2本が多く運行しています。
(2009年6月時点の情報です。)
MELUN駅からヴォルヴィコント城までは約20分。
次のバスまで約1時間半あったので、MELUNでお茶をすることにしました。
街の中心まで歩いて約10から15分です。
セーヌ川を渡ると、すぐに街の中心に出ます。
すぐ隣には、小さな広場もあり、レストランやカフェが並んで
テラスでのんびりとお茶が出来るようになっています。
実は、この小さな噴水の横に、可愛らしいカフェ・レストランがあるのですが、
ここのケーキがとってもおいしいのです。
3年ほど前に一度食べてから病み付きになり、遠いMELUNまで足を伸ばして1年に1度は食べに来ていました。
しかも、3種類のケーキの盛り合わせが約5ユーロと、値段もお得!
しかしながら去年あたり、ここのオーナーがお店をたたむと言う話を聞き、是非たたむ前にもう一度食べたいと思っていたのでした。
ケーキを楽しみに来て見ると、もうお店をたたんでしまったのか・・・いつも週末開いているお店なのですが閉まっていました。。。
ここのケーキが食べられないのは残念でしたが、気を取り直して、隣のレストランでお茶をしました。
テーブルと椅子が夏っぽく爽やかなテラス席です。
MELUN駅から出ているシャトーバスですが、駅まで戻らなくても、
街の広場にも停車すると聞いて、そこから5分の広場のバス停でバスを待ちました。
30分程待ってようやくバスが来るのが見えました。
バス停で立って待っていると、そのシャトーバスはバス停で停車せず、
素通りして行ってしまいました。。。
急いで待っていた人達数人がバスを追いかけました が、
バスはそれを無視して行ってしまいました。。。
他にバスを待っていた5、6人の人たちも
「 N'importe Quoi !!! (この場面では、有り得ない!のような意味でしょうか・・・)」
と口々に言って唖然としています。
バスの停留所にはシャトーバスがストップするとしっかりと記述されていますし、
バスは満席ではなかったので、通常は停車するはずです。
運転手さんの機嫌が悪かったのでしょうか?
フランスのサービスはその人の機嫌に非常に左右されるますので、
本当にしばしば予測不可能です。
次のバスは2時間後。。。1時間半待った挙句、バスは素通りしてしまい、
皆で途方に暮れてしまいました。
仕方なしにバス停に掲載されていたタクシー会社に電話しましたが、これも繋がらず・・・
さすがにフランスです。。。
(※バスに乗る場合は、MELUN駅から乗った方が確実です。)
他の人々は諦めて駅まで戻ってタクシーを捕まえるようです。
タクシー代だけでも節約したい私たちは、
バスの時刻表から行くと、ここのバス停からヴォルヴィコント城までは約10分。
がんばれば歩けるかも・・・・?と思い、
ヴォルヴィコント城の行き方を聞いていると、親切なマダムが
近くまで乗せて行ってくれることになりました
実際車に乗って走ると、多分徒歩だと相当キツイ距離だということが分かりました。
到着して、見事なお城が草原の中に突然現れるのを見ると、先ほどまで腹を立てていたバスの運転手さんなど、どうでもよく感じてきました。
送ってくれた親切なマダムにお礼を言って、お城の受付へ向かいます。
つづく
(HISパリ支店 NI)
-
投稿: his-paris -2009年6月22日 (月) 09時26分
■Re:恐るべ、しフランス人
>うめやすさんそうなんです!非常に幾何学的な庭園や均整のとれた建築物、一方ちょっと粗雑なフランス人の性格・・・そのギャップに最初は戸惑いました。(未だに多少戸惑いますが・・・)非常に着飾ったなマダムが、普通に道路にゴミを捨てたり、地下鉄の改札口をくぐっていたり・・・、ただコソコソではなく堂々とゴミを捨てたりするのが良いのか悪いのか・・?しかしやはりフランス人は自己が強く、他人を気にしない、という点は長所にも短所にもなっているようです。それに慣れると返って楽・・という人もいるようですが、どうなのでしょうか? -
投稿: うめやす -2009年6月21日 (日) 12時57分
■恐るべ、しフランス人
運転手、やりますね~( ̄Д ̄;;フランス人の雑な対応を耳にする度、不思議に思うのですが、よくこんなルーズなルールで生活が成り立っているな~と、逆に関心してしまいます。それなのに、建物や景色は美しくロマンチックなのが凄いギャップ! -
投稿: his-paris -2009年6月19日 (金) 08時58分
■Re:無題
>mariko.eさんこんにちは。いつもブログ見て頂いてありがとうございます。もちろん良いこともありますが、それと同じぐらい腹の立つことや、習慣の違いに驚愕することがあり、私もその場ではしばしばイライラしてしまうことが多いです・・・ついついフランスに居ると、日本の良いところばかりが思い出されてしまいますが・・・日本もフランスもそれぞれの良いところを発見していけたらと思います。 -
投稿: mariko.e -2009年6月19日 (金) 01時39分
■無題
NIさんの記事、密かにいつも楽しみにしています。フランス人に立腹してしまう、驚きの事件があっても、冷静なコメントで対処している姿が、偉いと感心してしまいます。今回のバスのガン無視も、最低ですね・・・。さすがおフランス・・・。サウナのようなTGV・・・(唖然)レポート場所の事は、訪れた気分になれるくらい、素敵な写真でイメージ一杯で綴られ、楽しく拝見しております。