6/21(日)は
Fête de la Musique 音楽の日
でした。
http://fetedelamusique.culture.fr/
この日は夏至の日に当たり、
政府によってオールナイトで音楽を楽しむ日と制定された日です。
音楽の日は、もともとJoel Cohenというアメリカのミュージシャンの提唱で、フランス政府によって取り入られ、1982年にフランスで始めて行われた、ということです。(Wikipediaより)
現在では各国に広まり、アメリカ、ヨーロッパ諸国を始め、中国、インド、南米諸国やアフリカ諸国でも行われているようです。
この日はどんな音楽家も、アマチュアもプロモ、誰でも路上や公園で音楽を演奏したり歌を歌ったりすることができます。
当日、日曜日。皆夜に備えて休んでいるのか、昼間はとっても静かでした。
それでも夕方になると、どんどん人が増えていきました。
マレ地区の様子↓
リボリ通りにやってくると、大通りが警官によって封鎖されていました。
警察はBHVの辺りをぐるーっと囲い、警備の車も30台ぐらい行列していました。
誰か偉い人が来るのか、もしくは、何か爆発物でも見つかったのでしょうか?
前者だとは思いますが・・・
多くの警察を見ると、なんとなく何かあったのかなぁ、、、と不安になってしまいます。
余談ですが、以前、沢山の警察官が集まっていた時に、ふとその中心を覗いてみたら、札束が詰まったスーツケースを警官が持っていました。
あれは何だったのか、今でも思い出します。
いつもは渋滞のリボリ通りが、しーんと静まり返っています。
BHVの辺りには、(取材ヘリでしょうか?)ヘリコプターも停滞しているのが見えます。
パレロワイヤルの方へ来て見ました。
ルーブル美術館の広場で音楽を演奏する準備をしていたグループが警察に連衡されてしまっているようです。
こちらはパレロワイヤル前。
音楽の日ではなくても週末には大抵ここではクラシック音楽の路上演奏が行われていて、観光客が集まっています。
夕方の6時です。
1年で一番昼間が長い日だけあり、まだ昼間のような空です。
明るい時間だと殆ど誰も演奏を始めていませんでしたので、夜出直すことにしました。
・・・
深夜12時です。
メトロ①番線のパレロワイヤル駅の様子です。
日曜の夜ですが、音楽の日とあって、ホームは人で溢れていました。
3分ごとに来る電車も東京の満員電車を思い出すぐらいに満員でした。
電車に乗っている人々は、皆バスティーユを目指しているようです。
そう言えば、2年ぐらい前の音楽の日にバスティーユへ行ったら、凄い人の数で身動きが取れませんでした。
私は人込みが苦手なので、その時は逃げるように人込みから抜け出して帰りましたが、そこでは大きなステージも用意されていたので歌っていたのはフランスでは有名な人だったのかも知れません。
バスティーユ手間のホテルドビルで下車します。
駅を上がると既に大ボリュームで音楽が聞こえてきました。
リボリ通りの封鎖は解かれていましたが、こちらも大勢の人でごった返していました。
普段は休日の昼間しかやっていないマルシェもこの日は遅くまでやっています。
以前、音楽の日にパリの中心に出かけた際は、クラシック音楽やロック、ブルース、ジャズなども頻繁に演奏している人を見かけ、また子供から年配の方まで楽しんでいるという印象を受けました。
今回は、若者中心でテクノ系の音楽が多かったような気がします。
有名紅茶専門店のすぐ側にあるカフェ・バー。
トカゲのマークが目印です。
こちらでは誰かのライブが行われていました↓
また路上で演奏する人も以前ほど見かけませんでした。
シテ島などでは年配の方がギター一つで歌っていたりしてとっても渋い感じだったのですが。。。
今年は日曜に当たってしまったので、子供や年配の方は月曜に備えて外出はしないのかもしれません。
それにしても、音楽の日はオールナイトで音楽を楽しむ(=夜中まで大声で騒いでいてもOK?)のような感じになってしまっていて、街は深夜まで大音量で溢れていました。
月曜に備えて睡眠を十分に取りたかった私も、明け方までこの大音量に悩まされたのでした。
(HISパリ支店 NI)