微妙に数日過ぎてしまったのですが
先週金曜日1月6日は、エピファニーと呼ばれるキリスト教の祭日でした
( 祝日ではないので、パリ支店はバリバリ営業してました)
キリスト教ではこの日、
東方から3人の王様が、星に導かれてベツレヘムにたどり着き、
キリストに贈り物を贈って誕生を祝った日とされています。
ふむふむ、豆知識
このエピファニーを記念して
毎年新年1月6日前後に、フランス人はあるものを食べます
それは
年が明けるとフランス中のパン屋さんに並び出す
ガレット・デ・ロワ(王様のケーキの意)
と呼ばれる丸いパイケーキ
パイ生地にアーモンドクリームが入っているものが一般的ですが
地方によっては違うものもあるようです
金曜日のパリ支店スタッフ達の会話
A 「今日はアレですよね~。ガレット・デ・ロワ!」
B 「食べたいね~」
C 「食べたいですね~」
D 「誰かくれないですかね~」
全員「あ~食べたい」
そんなことを言っていたら!!
スタッフKさんが!!
買ってきてくれました~~パチパチ
じゃじゃん
ガレット・デ・ロワに欠かせないのが、
この紙で出来た王冠
これは必ず付いてきます
実はこのガレット・デ・ロワには
小さな陶器や金属製のフェーブと呼ばれるものが入っています
宗教的な人物像だったり、ラッキーアイテムだったり、
色んなフェーブがあるようです
みんなで切り分けてガレットを食べた時、
フェーブが入ったガレットに当たった人が王様となり王冠をかぶるのです
王冠をかぶった人は、
その年一年を幸せに過ごせるという、言い伝え
さて、
HISパリ支店では
Kさんが買ってきてくれたガレットを人数分にザクザク、
切り分けようとしたところ・・・
ゴリッ
なんと一刀目で・・・
それでも、みんなで楽しくありがたく頂きました
このガレットには、なんとフェーブが2つも入っていました
大サービス(通常は1個です)
丸見えだったフェーブは、
スタッフIさんと、ガレットを買ってくれたKさんの元に
・・・なのに何故か!
王冠はO支店長の頭上にキラキラーン
ちなみに。
趣味で音楽をしているというKさんのフェーブは、
ちっちゃいかわいいピアノでした
フランス人は、これを食べないと一年が始まらないといいます
みんなでワイワイ、
ひとつのケーキを楽しく食べあう年の初め。
またひとつ、素敵なフランス文化発見です
(a)
ブログランキングに参加しています