鼓童打男のパリ公演が15日より始まりました
http://www.kodo.or.jp/news/20120215dadan_ja.html
チケット発売後すぐに完売という、パリでも大注目の公演です
HISスタッフもZOOM JAPONさんのご好意で演奏を聴く機会に恵まれました
パリ生活8ヶ月にして初めて中に入りました
みなさん身体からワクワクが止まらない様子です
19世紀にその起源をもつ劇場だけあり、時を経て磨きのかかった美を感じます
見惚れてしまいます
明かりが落ち、ついに打男の登場です
写真をお届けできないのが残念です
ステージに緑色のスポットライトがつき、演奏が始まります
小さな音から次第に大きな音へ、音が波のように寄せては引いて行きました
8人の男たちのストイックな表情、筋肉の躍動が観客の心を捕らえます
「俺たちは真剣だ。俺たちの情熱を聞け」と背中で語る打男メンバー
同じリズムが繰り返され、太鼓を移動し、観客は何とも言えない陶酔感に包まれていきます
音の止むことのない1時間40分
度々おこるカタルシス
盛大な拍手
「ブラボー」の嵐
身体中の水分が揺れるのを感じ、血液はまさに蒸発寸前
演奏が終わると会場は一体となってアンコールをせがみます
礼儀正しくお辞儀をする鼓童打男
日本男児のかっこよさ、粋の結晶のようでした
アンコールは桶胴太鼓を使った超絶技巧
右に左とバチを持つ手が動き、腕はほとんど見えません
彼らの演奏に会場から止むことのない拍手が重なっていきます
これまでクールに、そしてストイックに太鼓を打ってきた打男メンバーも、ノリノリで、心から演奏を楽しんでいるようでした
劇場を出た後も身体から音がでてくるような余韻に浸り、まさに全身で和太鼓を楽しむことができました
鼓童打男の皆様、筆舌に尽くせない最高の演奏を、本当にありがとうございました
大満足の公演でした
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