ルーブル美術館が入っているルーブル宮と同じ建物の中にある装飾芸術美術館。世界に名だたるルーブル美術館が有名すぎる上、ピラミッドの入り口のインパクトが強すぎて、存在を知らないと、こんなところに別の美術館があったのか?!というくらい、ひっそりとした入り口なのですが、家具やファッション、広告についての展示がされている、それはそれは見ごたえのある美術館なのです。
こちら↑がその入り口。ルーブル美術館の入り口であるピラミッドを背にしてコンコルド広場の方へ向かい、門をくぐってチュイルリー庭園に入ってすぐを右に行ったところに入り口があります。
中に入ると、左右に分かれて階段があり主にファッションと広告の展示の館と家具の展示の館に分かれています。ただ特別展を用意している期間だと、一部クローズになっているところもあったりして館内の構造がわかりにく部分があるので、入り口で地図をもらっておくことをお勧めします。
ぴかぴかに輝く素敵な家具たちは、作成からの年月の流れを全く感じさせません。
またルーブル宮の塔にあたるところの展示フロアは、9階から5階まで1950年代から2000年代までの年代がフロアごとに違いがわかりやすく展示されていました。なんだか懐かしい形のテレビも発見。
9階だけに見晴らしも良く、窓からはパリの屋根屋根の向こうにオペラ座が見えました。
こちらはアールヌーボーの展示。直にすぐ近くでじっくりと鑑賞できるのが嬉しいところ。
ファッションの展示は、フランスを代表するデザイナーたちのデザイン画やドレスなどを見ることができます。イブサンローランやディオールなどなど、やはりフランスはファッションを引っ張ってきた国だということを再確認させられます。
入場チケットで企画展も見ることができます。
現在、ファッションの展示では、ボタンに関する企画展が7月19日まで開催されていて、壮大なボタンのコレクションや、洋服にボタンがどのように効果的に使用されたかなどを見ることができ、様々な視点からボタンに注目したとても素敵な展示です。
機会があったら、ぜひルーブル美術館だけではなく、装飾芸術美術館にもぜひ足を伸ばしてみてください。
(YB)