ロワール地方を訪れた際にSaumur=ソミュールの街の近くで「きのこ博物館」なるものを発見。ちょっと珍しいので寄ってみました。

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ソミュールの近くの地盤の石は柔らかくて加工がしやすいため、かつてあちこちにカーブ(地下通路)が作られたそうで、常に一定の温度と湿度が保たれるカーブは、この地方のワイン業者が利用していると同時に、きのこの生産にも理想の環境とのこと。

あまり知られていませんが、フランスでchampignon de Paris(シャンピニオンデュパリ)と呼ばれるいわゆるマッシュルームはこの地方の特産品。

それはあちこちに張りめぐされている(?)カーブのおかげと、この地域に多い馬たちのおかげだそうです。マッシュルームの生産には、湿度と温度とそして馬糞を原料(?)とする腐葉土が不可欠だそうです。ソミュールの街の郊外には国立馬術学校もあるほどの馬が多い地域。なので、この地方はマッシュルーム生産の好条件が満たされているというわけだそうで。ちょっと馬糞と言われると、なんだか食欲ダウンになってしまった私ではありますが・・・(苦笑)。

まるで洞窟探検のような博物館。

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様々なきのこの標本が展示されていました。トリュフなどもあれば、見た目に危ない、まるでスーパーマリオブラザーズに出てくるきのこのような毒キノコ系までいろいろ・・・。

そのあとには実際に生育されているきのこを見ることができました。

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どのようにきのこを生育するかの具体的説明などや、成長過程ごとに識別されたきのこがいっぱいあって、とてもわかりやすい展示でした。

なお、世界で最も消費されているきのこはマッシュルーム。2番目に消費されているきのこはしいたけだそうです。

私はしいたけといえば、暗いじめっとした湿気のあるところに原木を立てかけて、とlきどき湿らせて成長を待つ・・といったイメージだったのですが、こちらではこんな感じ↓に・・・

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ぶらさがっていました!尚、フランスでもしいたけは、shitakeとそのまま「しいたけ」と呼ばれています。

博物館のチケット売り場の横では、小さいながらもレストランコーナーもあり、きのこメニューを食べることもできます。

こちらの博物館に興味がある方はこちら↓がオフィシャルサイトですので、ご参考までに。

http://www.musee-du-champignon.com/Infos-pratiques-2.php

(YB)

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