ベネチア近郊の街、ヴィチェンツァ。
16世紀に活躍した建築家パッラーディオが手がけた街並みは美しく、
世界遺産にも登録されています。
ベネチアからは列車で1時間。
ミラノからもユーロスター(高速列車)で約2時間。
建築に興味がある方にも、そうでない方にも、
少し滞在時間に余裕があれば是非訪れていただきたい素敵な街です。
ヴィチェンツァの駅を出て、街の入り口までは徒歩10分弱。
ここからパッラーディオ大通りがのびています。
パッラーディオ大通りと言っても彼の建築だけではなく、
14-16世紀の歴史的な建築物ももちろん多く残っています。
パッラーディオ通りを抜けると、彼が手がけた
PALAZZO CHIERICATI(キエリカーティ宮)が。
現在では市立博物館として使われていますが、
たくさんの彫刻で飾られたその佇まいは優美です。
その近くにはパッラーディオが手がけた劇場、
そして街の中心、シニョーリア広場。
この広場自体も美しいのですが、
周りを囲む建物の美しさはそれ以上!
天気が良ければもっといい写真がとれたのですが・・・。
そしてパッラーディオの傑作、バジリカ。
パッラーディオを事前に勉強せずして訪れた私も、
ただただ街中の建物の美しさには圧倒されてしまいました。
さて、シニョーリア広場を満喫した後はやっぱりドゥオモに・・・
と考えてしまいそうなのですが、
教会好きな私が是非おすすめしたい場所はサンタコローナ教会。
(パッラーディオとは関係ないのですが・・・・)
内部は白を貴重とした明るい雰囲気。
普段ローマの教会ばかり見ているので
(ローマの教会は厳かで、なんとなく暗く重たい雰囲気・・・)
とにかく明るく美しい内装に「さすが北イタリア!」と感動してしまいました。
(北の方が洗練されているという私の先入観)
この日は多くのイタリア人観光客が訪れていました。
まだまだ日本人の方はあまり多く訪れていないヴィチェンツァですが、
イタリア人の国内旅行のお客様は数多く、
この素晴らしい街の魅了がイタリア人の間でも知られている事をうかがえます。
お時間があれば是非この小さな街にも足をのばしてみてくださいね。
ローマ支店 SETSU