こんにちは!
ヴァチカン観光最終回です
前回のブログはこちら
コースは、、、
ピナコテカ(絵画館)からスタート
→エジプト館
→ピオ・クレメンティーノ美術館
→エトルリア館
→燭台・タペストリー・地図の間
→ラファエロの間(コンスタンティヌスの間・ヘリオドロスの間・署名の間・ヴォルゴ火災の間)
→ボルジア家の間・現代美術コレクション
→システィーナ礼拝堂
→ヴァチカン図書館の回廊
→新回廊
→ピーニャの中庭でゴール
ラファエロの間から、システィーナ礼拝堂に向かいます。
その途中にあるのがボルジア家の間と現代美術コレクション
レナード・フジタ(藤田嗣治)『聖母子』
マルク・シャガール『ピエタ』
吾妻兼治郎『一滴の水、ライフサイクル』
日本人の作品も展示されています。
そしていよいよシスティーナ礼拝堂へ。
残念ながら、礼拝堂内では、写真撮影はできませんので、最初に撮ったパネルの写真を掲載しておきます。
システィーナ礼拝堂では、ミケランジェロ作の天井画『天地創造』、祭壇の壁画『最後の審判』、それから、左右の壁にはボッティチェリなどのルネッサンス期に活躍した画家によって旧約聖書と新約聖書の場面が描かれています。
首が痛くなるほど、じっくりと天井画や壁画のストーリーを堪能してから、出口へ。
バチカン図書館の回廊を通り抜けます。
サンピエトロ大聖堂建設の場面が描かれていますね。
そして、新回廊に入っていきます。
実は私は、初めて通りました。
以前は観光の最初の方でキアラモンティ美術館から抜けるのが一般的だったようですが、前回のバチカン観光時は通り抜けできなかったんです
とにかく、彫刻好きの私としては大興奮のエリアでした!
『ナイル川』
『プリマポルタのアウグストゥス像』
この先にキアラモンティ美術館がありますが、今回は閉鎖されていました
コロナ禍で、観光客が集中しないように一方通行になっているので仕方ありませんね。
順路に沿って進むと、ピーニャの中庭に到着します。
ちょうど下の写真の中央辺りの出入り口から、ぽろっと外に出てきました
そして、スタート地点に戻ってゴールです
3時間越えの観光をしている間に、すっかり晴天に
最初のブログのスタート写真と比べてみて下さい
なお、現在、システィーナ礼拝堂からサンピエトロ大聖堂へ抜ける通路は通り抜けられませんので、らせん階段を下りて、博物館の出口に戻って、観光終了です。
長々とブログにお付き合いありがとうございました
システィーナ礼拝堂は、写真もなく言葉でも伝えきれませんでしたので、彫刻家のミケランジェロが描くダイナミックなフレスコ画は、実際に来て見ていただきたいです!
なお、今週末6月6日(日)日本時間17時より、
バチカンとミケランジェロ~彫刻家・画家・建築家ミケランジェロのアートに触れる
というオンラインセミナーで、ミケランジェロの作品を詳しく解説いたします。
まだまだ旅行に行けそうもない!という方が多いと思いますので、次回のご旅行の予習にご参加いただければと思います
Buongiorno a tutti
本日もヴァチカン観光の続きです。前回のブログはこちら
コースは、、、
ピナコテカ(絵画館)からスタート
→エジプト館
→ピオ・クレメンティーノ美術館
→エトルリア館
→燭台・タペストリー・地図の間
→ラファエロの間(コンスタンティヌスの間・ヘリオドロスの間・署名の間・ヴォルゴ火災の間)
→ボルジア家の間(現代美術コレクション)
→システィーナ礼拝堂
→ヴァチカン図書館の回廊
→新回廊
→ピーニャの中庭でゴール
本日は、ヴァチカン博物館のツアーで必ず通る、燭台・タペストリー・地図のギャラリーを駆け足で通り抜け、ラファエロの間をじっくりご紹介いたします!
『豊穣の女神アルテミス』
ラファエロの下絵をもとにキリストの生涯が描かれたタペストリー
絵画のように美しい織物です。
『キリストの昇天』
『嬰児大虐殺』
『キリストの復活』は動画でご覧ください⇒動画はこちら
地図の間でイタリアの歴史をたどってから、ラファエロの間へ向かいます。
ラファエロの間はしばらく、一部の部屋が修復中でしたが、やっと奥のお部屋まで入ることができました!
残念ながら、『コンスタンティヌスの寄進状』の描かれた壁のみ、現在も修復中
第一室:コンスタンティヌスの間
『十字架の出現』
『ミルウィウス橋の戦い』
『コンスタンティヌウス帝の洗礼』
第二室:ヘリオドロスの間
『聖ペトロの放免』
『大教皇レオとアッティラの会談』
『ボルセーナの奇跡(ミサ)』
『宮殿から追放されるヘリオドロス』
第三室:署名の間
ラファエロの間の中でもっとも有名な一室
『パルナッソス山』
『聖体の論議』
『枢要徳』
『アテネ(アテナイ)の学堂』
ここには、ラファエロ本人の自画像をはじめ、同時代に活躍した、ミケランジェロやレオナルドダヴィンチをモデルにして描かれたヘラクレイトスとプラトンなどの古代ギリシャ・ローマ時代の偉大な哲学者や科学者たちが、一堂に会する場面が描かれています。
第四室:ボルゴ火災の間
『レオ3世のカール大帝への授冠』
『ボルゴの火災』
『オスティアの戦い』
『レオ3世の宣誓』
ツアーだと、ラファエロの間は署名の間以外は飛ばされがちかもしれません。
前回行ったときは、第1室は修復中で入れなかったので、久々にゆっくりと奥のお部屋まで鑑賞することができました!
次回のブログは、一気にゴールまで行きたいと思います。
残念ながら、システィーナ礼拝堂は写真撮影不可なので、写真はありません
が、今週末6月6日(日)日本時間17時より、
バチカンとミケランジェロ~彫刻家・画家・建築家ミケランジェロのアートに触れる
というオンラインセミナーで、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの作品を詳しく解説いたします!
1時間前まで受け付けておりますので、ぜひご参加くださいませ
どうぞよろしくお願いいたします!
ボンジョルノ!
ヴァチカン観光の続きです
コースは前回のブログのとおり、
ピナコテカ(絵画館)からスタート
→エジプト館
→ピオ・クレメンティーノ美術館
→エトルリア館
→燭台・タペストリー・地図の間
→ラファエロの間(コンスタンティヌスの間・ヘリオドロスの間・署名の間・ヴォルゴ火災の間)
→ボルジア家の間(現代美術コレクション)
→システィーナ礼拝堂
→ヴァチカン図書館の回廊
→新回廊
→ピーニャの中庭でゴール
今日は、ピオ・クレメンティーノ美術館とエトルリア館のご紹介をしたいと思います。
お付き合いどうぞよろしくお願いいたします
ベルヴェデーレの中庭にある『ラオコーン』
数十年前まではラオコーンの右腕は上に向かって伸びていましたが、かの有名なルネッサンスの巨匠ミケランジェロも右腕は曲がっていたのでは指摘していた通り、100年ほど前に発見された断片から、右腕が曲がっていたことが証明され、現在の形に戻されたそうです。
ミューズの間『ベルヴェデーレのトルソ』
いずれも、迫力のある彫刻ですよね。
この躍動感のある肉体美が大理石を削って表現されているって本当に驚きです
ハドリアヌス帝の愛人アンティノウスの『バッカス』
前回のブログ、エジプト館ではオシリス神に扮していたアンティノウスですが、ここでは、ローマ神話のワインの神様に
次はエトルリア館へ
このエリアは本当にツアーでは飛ばされがちなんですが、ローマ帝国よりももっと前の紀元前8世紀ごろから文明を持っていたエトルリア人の文化を知ることができます。
現在のローマからフィレンツェの間あたりに栄えていました
エキスキアス作『黒絵様式の壺』
壺の取っ手にはハートマークがたくさん
『トーディのマルス』
こんなブロンズ像を鋳造する技術を持っていたエトルリア人、なんて優秀なんでしょうか。
日本はまだ縄文から弥生時代に移っていく頃、つまり、石器を使っている時代ですね・・・
この時すでに、エトルリアには上下水道の設備もあったとか。
そしてこの高い建築技術が古代ローマに多大な影響を与えた結果、現在もその断片をローマ市内、いろんな場所で見ることができるわけですね
さて、ヴァチカン観光はまだまだ続きます。
次回は王道コースに軌道を戻していきますので、皆さんも見たことがある絵画が出てくると思います!
引き続きよろしくお願いいたします