ボンジョルノ!
ヴァチカン観光の続きです
コースは前回のブログのとおり、
ピナコテカ(絵画館)からスタート
→エジプト館
→ピオ・クレメンティーノ美術館
→エトルリア館
→燭台・タペストリー・地図の間
→ラファエロの間(コンスタンティヌスの間・ヘリオドロスの間・署名の間・ヴォルゴ火災の間)
→ボルジア家の間(現代美術コレクション)
→システィーナ礼拝堂
→ヴァチカン図書館の回廊
→新回廊
→ピーニャの中庭でゴール
今日は、ピオ・クレメンティーノ美術館とエトルリア館のご紹介をしたいと思います。
お付き合いどうぞよろしくお願いいたします
ベルヴェデーレの中庭にある『ラオコーン』
数十年前まではラオコーンの右腕は上に向かって伸びていましたが、かの有名なルネッサンスの巨匠ミケランジェロも右腕は曲がっていたのでは指摘していた通り、100年ほど前に発見された断片から、右腕が曲がっていたことが証明され、現在の形に戻されたそうです。
ミューズの間『ベルヴェデーレのトルソ』
いずれも、迫力のある彫刻ですよね。
この躍動感のある肉体美が大理石を削って表現されているって本当に驚きです
ハドリアヌス帝の愛人アンティノウスの『バッカス』
前回のブログ、エジプト館ではオシリス神に扮していたアンティノウスですが、ここでは、ローマ神話のワインの神様に
次はエトルリア館へ
このエリアは本当にツアーでは飛ばされがちなんですが、ローマ帝国よりももっと前の紀元前8世紀ごろから文明を持っていたエトルリア人の文化を知ることができます。
現在のローマからフィレンツェの間あたりに栄えていました
エキスキアス作『黒絵様式の壺』
壺の取っ手にはハートマークがたくさん
『トーディのマルス』
こんなブロンズ像を鋳造する技術を持っていたエトルリア人、なんて優秀なんでしょうか。
日本はまだ縄文から弥生時代に移っていく頃、つまり、石器を使っている時代ですね・・・
この時すでに、エトルリアには上下水道の設備もあったとか。
そしてこの高い建築技術が古代ローマに多大な影響を与えた結果、現在もその断片をローマ市内、いろんな場所で見ることができるわけですね
さて、ヴァチカン観光はまだまだ続きます。
次回は王道コースに軌道を戻していきますので、皆さんも見たことがある絵画が出てくると思います!
引き続きよろしくお願いいたします