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最近 新しいラーメン屋ができました。
ガラパンの真ん中、フィエスタリゾートの真ん前です。
自分はこのとこ週に２度は通ってしまうのですが
必ずしもうまくはない。
もののガイドブックによれば、程よく効いたダシと・・・うんぬん
書いてあるのだが、どことなく水っぽいスープに調味料ドバドバ系
そして手打ち麺が恐ろしく長い。
幼少のころ、麺類はすすってる途中で歯で噛み切らなくても
いいように口に入るだけつまんで口に入れなさいと教えられ育った
からとても苦労する。
全体的にぶっちゃけマズイ。
でもなんでか週に２度は通ってしまう。
世の中には甘いとか辛いとか酸っぱいとかしょっぱいとか、
色んな味覚があって、人によって嗜好があったりする。
その中で”まずい”っていうカテゴリーもあってはいいのではないかと思う。
殆どの場合、まずいものは誰もが嫌いだけど、時にはまずくなきゃいけない
状況っていうのもあって、例えば、フーテンの寅さんがいつものように
フラれて、北へ旅立つ上野駅ですするラーメンはまずくなきゃいけないし
田舎町の場末の小さなスナックの３２，３のママ（美人）
”わたし・・・・・東京じゃね・・いろんなことがあったの・・・・そう・・
人には言えないこと・・・”
が狭いカウンターで差し出す小皿に乗ったポップコーンは出来立てホヤホヤ
バターも香ばしいとかであってはならなく、きっちり湿気ってなければならない。
”よし！今日は飲むぞ！”っていう覚悟の気合いで臨むときって、事前に
満腹になるとビールがまずくなるから、軽くなんかお腹にいれて、
そのあと場所変えてどばどば飲んで、最後に、軽くビールとラーメンでも・・
な時には状況を読んだとっても良いラーメンなのではないかと思う。
ラーメン以外のメニューもとにかく沢山あるのだけれど、どれもが
きっとこんなのが、可もなく不可もなく、どっちかっていうと不可寄りのが
出てくるんだろうなぁって予測しやすい逆安心感がある。
そんな空気を読んでか昼間はやってなく、夜だけ営業、しかも４時まで
っていう潔さもいい。とっても安いし。
だから日本のラーメンをこの店で期待しちゃいけません。
例えばメニューの中にある豚骨ラーメン。
たぶん豚骨ラーメンを骨付き豚肉入りラーメンと勘違いしてる節があって
九州の人じゃなくても豚骨ラーメンを知る人が食べたら怒ると思う。
そんなこと最初から書かなければでかい骨付き肉が入ってるニセ豚骨
ラーメンは十分にお得な感じがする。
ラーメンは所詮お手軽でジャンクなものから始まったのであって、夜食大好き
香港屋台風の、あくまでジャンクでチープの王道を独歩する誇りを持った
ラーメンなのです。
お外で入りやすいし、サイパンの風には合ってる感もあり。
これだけまずいマズイを連呼してると、どうもまずいことになりそうなのだけれど
週に２度は夜勤明けに家に帰る前に遠回りして食べたくなっちゃうんだよね。
と、書いてるそばからまたムショーに食いたくなってきた。
by yoshi
