いいづらい!し、なんか変な名前だし。
バリ島のキンタマーニ高原よりはまだましだと思うけど。
ところで、キンタマーニ高原のキンタマーニは
元は梵語。梵語っていうのは、サンスクリット語っていう、大昔から
インドや東南アジアで使われていた言葉なんだそうな。
キンタマーニっていうのは、そのサンスクリット語のチンターマニ
(こっちも微妙・・)っていう言葉の訛ったもので、チンターは、
”思考”マニは”珠”っていう意味で”意のままにいろんな願いを
かなえる珠”らしい。
それが中国に入って如意宝珠って呼ばれるようになって日本にも至る、
らしい。
この如意宝珠っていうのは、仏様の持ち物で、仏像とか仏画で仏様が
手の上に乗っけてるのが如意宝珠だそう。
日本では球形の上にぴょこっととがったのが乗ってる形、スライムとか
ちびまる子の永沢君みたいな形で、京都とかのご立派な橋のはじっこ
とかに乗ってる金属製の永沢君は縁起がいいからそうしてるん
だって。
でももとの形は横並びの2つの珠の上にとがったのが一つ乗っか
ってるっていうのが正式・・・らしい。
それって・・・・
そして人類の約半数が標準装備の日本語の呼び名のほうがむしろ
そっちからきた?みたいな。
ところでここはサイパン。
なんで脱線して変なこと検索するときって指の動きもさわやか軽やか
なんでしょ。
国語辞書買ってもらったばっかりの小学校高学年男子みたいです。
で、ここはサイパン。
マニャガハ島っていうのが左側(西側ともいう)にあります。
モーターボートで約15分、周囲歩いて10分ほどのちっちゃな島。
マニャガハっていうのは、サンスクリット語の辞書にはなく、
サイパンの言葉、チャモロ語は辞書自体がなく(ウソです
多分あると思う。)
とにかくチャモロ語で”ちょっと一休み”みたいな意味だそうです。
この間、遊びにいきました。
こんなに近いのにお仕事以外で行くのは多分3年ぶりくらい・・
しかも若い女子と!
ま、ほかの若い男子にまじってついでに連れてってもらった訳ですが
このようなことは今まで、そしてこれからも非常に高い確率で訪れないって
いう確固でゆるぎない自信があるものですからテンションも高く、でも体が
ついてかず、ビーチバレーなぞしてる様を遠目で眺めておりました。
少し雲も出てましたが、マニャガハ島からサイパン島を望むとタポチョ山も
きれいなのどかな昼下がりでした。
そして!自分なんせお仕事じゃないものですから!
1 寝っころがってもよい。
2 海パンでいてもよい。
3 ビールを飲んでもよい。
4 海にだって入れちゃう。
のです。
5 いちゃいちゃしてもよい。
っていうのも道義的には可能な訳ですが、物理的に不可でございました。
それで、主に寝っころがり、たまに写真を撮ってたのですが、島の裏側、
いつもひっそりしてるとこはやっぱりひっそりしてて、木漏れ陽が白い砂に
影を落とし、とてもきれいで静かな ”ちょっと一休み” があちこちで
コロコロと海風に舞ってました。
海で命を落とした若者を悼む小さな石碑もひっそりと。
遊泳区域以外はやっぱり流れもあってちょっと危ないのです。
また、島の周囲一回りする遊歩道を外れると、野鳥が巣をつくっていたり
卵を温めていたりするので、そういうとこには入っていかないのがルール。
桟橋の横、人が入ってこない浅瀬にはブラックチップリーフシャークの
子ども。多分大きさ1メートルくらい。
背ビレの先っぽが黒いのです。
日本の名前でツマグロ。漢字で書くと妻黒、または端黒なので
”ツ・まぐろ”ではないらしく、名前からしてまぐろと間違えられそうな見た目も
強くなさそうなサメ。
人間のことは、脅かしたり蹴っ飛ばしたりしない限り反撃しない性格で、
人が近くにいると一目散に逃げてく。でも浅瀬が割りと好きなものだから、
人が入ってこないってわかってる桟橋のとこにいるのでせう。
ダイバーさんの間では見れたらラッキー!なサメなのです。
ここにはいないけどホワイトチップリーフシャークっていう名前の似た
サメもいて、こっちは同じメジロザメ科でも違う種類らしい。
こっちは日本の名前でネムリブカ。
名前だけ見ればマグロに間違えられなさそうだけマシかも?
マニャガハ島!やっぱきれいだわぁ~。
サイパンきたらマニャガハだよな、やっぱ!
でもなんせ言いづらいので、なんとなく
”ガハガハ島”とか”ガハハハ島”とか”ウハウハ島”とか
ニュアンスで言って頂ければご案内しま~す!
by yoshi