2011.02.23

今回のクライストチャーチの地震において、沢山の励ましのお言葉をいただきありがとうございますsign01


H.I.S.ニュージーランドはオークランドにありますので、幸い全く地震の影響はなかったのですが、多くの取引先、友人、知人のいるクライストチャーチの地震にはスタッフ一同、本当に心を痛めております。


ニュースでも報道されていますが、クライストチャーチの市街地はまるで戦場のようになっているとの事です。ランドマークでもある大聖堂も倒壊しました。

もちろん、市内のホテルは営業しておりません。クライストチャーチは非常事態宣言が出され、街への立ち入りは禁止されています。立ち入ろうとすると逮捕されます。


ホテル滞在中のお客様達も荷物を取りに戻れず、そのままご帰国しなければならない方々も沢山いらっしゃいます。どうなるのか誰にも分からないのです。


そんな中、私たちは人々のこんな温かい心に触れる事が出来ました。


私たちH.I.S.のお客様もクライストチャーチに泊まる事が出来ないので、周辺の町に宿を取ろうと探したのですが、既に満室。やっと空いている所を見つけたものの高額な料金を言われ、且つ「到着が遅くなるのなら今ここにいる人に部屋を渡す」と予約を拒否されたりしました。

そんな中、スキーリゾート地で知られるメスベンの1件のホテル、Southern Cross Hotelに電話をしたところ、夏である今は営業していないのに「いいよ、連れておいで」と快く言ってくれたのですsign03 しかも料金を聞くと「一人$30でいいよ。」との返事。(ユースホステル並みの料金です。) その後、到着が夜遅くなることを告げた際も「どんなに遅くなっても起きて待ってるから大丈夫」と。 


お客様をクライストチャーチからメスベンにお送りするにも、その当時の市内は滅茶苦茶で、交通規制と渋滞、さらには道路の隆起などで普段は10分もあれば着く距離を1時間以上かけて、お客様のいらっしゃるところに行けた状態でした。そしてそこから更に1時間半かけて夜遅くにメスベンのホテルまで送り、その後は空港が再開した際に無事クライストチャーチの空港まで送り届けてくれた日本人の送迎会社の方々も「こんな時ですから」ガソリン代程度の料金にて、やってくれたのです。 

このドライバーの方々も被災して、家はきっと滅茶苦茶になっていたことでしょう。家族や友人の事が心配だったに違いありません。


それなのに、それなのに、こんなに人の事を自分の事より優先して尽くしてくれた方々に本当に感謝です。

人の温かみを痛感しました。 オークランドで何も出来ない自分がもどかしいweep


でも、皆さん、こんな方々のいるクライストチャーチは絶対に復活しますsign03 また明るい笑顔happy01で皆さんを迎え入れてくれます。今は大変な時ですが、どうぞクライストチャーチを応援してくださいsign03 そして、復興した際にはぜひクライストチャーチを訪れてくださいね。


注意:クライストチャーチ以外の町の被害は全くありません。ご旅行を計画されている方は、ぜひNZにお越しいただき、この美しい国を体感してください。


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