教育 2008.09.15

突然ではありますが、皆さんCPR&AEDそしてファーストエイドという言葉をご存知でしょうか?

CPRは日本語で「心肺蘇生法」そしてAEDは「自動体外式除細動器」と呼ばれています。日本語からして難しい言葉ですがCPRとはいわゆる、呼吸と脈が止まっている状態の人を救うための技術で基本的には心臓マッサージと人工呼吸のコンビーネーションです。ファーストエイドは救急の怪我の処置を施す技術です。

実は先日、ある記事を読んでいたところアメリカで心肺停止した人の救命率は約20%、日本の場合はたった3%前後。この数字の違いに愕然とし、アメリカに住んでいる以上、CPRとファーストエイドの技術を正しく学ばなくては!...と奮起し週末を利用してCPRの講義を受けて資格を取得してきました。



アメリカではこのCPRが必修資格となっている職業は沢山あり、学校の先生や警察官などがそれにあたります。中でも「AMERICAN HEART ASSOCIAITION」という団体の発行するCPR資格はアメリカ国内でも高い信頼度で日本はこの団体の緊急救命医療のガイダンスを参考にしていると言われています。

私は、週末の休みを利用して丸1日の講義と人体模型を利用したCPRの実施とAEDの操作方法を学び、無事資格取得ができました。


CPRとファーストエイドの資格を取るまでは街中のAEDのマークを意識したことなど無かったのですが、今では公共の場所でAEDが設置してあるのかわざわざ見に行ったりしてしまいます。(AEDとは心肺停止した状態の人に電気刺激を与えて正常どおり動かす為の機械装置です。)

先日、クラブ活動中にボールが胸部にあたり心肺停止した生徒を先生がAEDで蘇生させて一命を取り留めたというニュースを聞きました。日本でも最近はいたる所にAEDを見かけるようになりましたが、緊急時にはやはり習っていないとすぐには使えないものです。もちろん、日本でも取れる資格ですが、CPRの資格取得を考えている方はハードルを上げて救命医療先進国のアメリカでCPRの資格取得にチャレンジしては? 


最後に、世界一の救命都市をご存知でしょうか?答えはワシントン州のシアトル市です。市民の6割がCPRの資格受講をしており緊急時にCPR実施率は50%以上、そして救命率は何と40%もあるそうです。


ALX

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