観光
2008.10.06
2003年、ダウンタウンに完成した<ウォルト・ディズニー・コンサートホール>のご紹介。ダウンタウンのバンカーヒルという丘に建てられたコンサートホールはロサンゼルス交響楽団の本拠地です。
メタリックな外観を大胆なカーブで構成された建築様式は、ロサンゼルスを代表する建築の一つに数えられます。建築家は国際コンペで優勝した”フランク・O・ゲーリー”です。この方、スペインやドイツにもなども数々の有名な建築を手がけまた、日本で高松宮殿下記念世界文化賞も受賞してます。(1992年)
私はこのコンサートホールが建築途中に何度か見学に行きましたが、メタリックな外観が周囲から浮いているように感じていて「何コレ??」と思っておりました。しかし、完成後は私の素人な考えは大間違で...
ご覧のようにロサンゼルスの強い光線が見事に周囲の色を反射して周りの景色に溶け込んでます。奥は1964年に建設された以前のロサンゼルス交響楽団の本拠地<ドロシー・チャンドラ-・パビリオン>です。並んで建っていても違和感を感じません。
太陽が傾く時刻のホールは、光線を見事に吸収して光と影のコントラストが見事です。
ホール内にはこのコンサートホールを建築した、フランク・ゲーリーが設計したパイプオルガンがあります。オープン当時、初めて見たメディアや新聞ではこのアートなパイプオルガンを”フレンチ・フライ”と喩えてました。本当にマックのフレンチフライみたいですね。
敷地内には噴水やベンチもあり無機質な建物の表情とは反対に、緑が多く都会のオアシスのようです。オーディオツアーやレストラン、カフェなどもありダウンタウンウォーキング観光の際はぜひお立ち寄りください。
ALX