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さあ、クリスマスまであと1日。皆さん、クリスマスギフトの準備はちゃんと整いましたか？えっ、まだ終わっていない？当たり障りのない手ごろなギフトが無いかって？そんな方にぴったりの米国超定番？クリスマスギフトをご紹介いたします。その名は「チアペット(Chia Pet)」。


【米国で知らない人は居ない（と思う） チア、ちなみにこれはチアヘッド（頭）】

春や夏には店頭で全く見かけることも無く、TV-CMも一切流れていないのですが、なぜかホリデーシーズンになると、

「チ・チ・チ・チア♪」

という軽快なフレーズがTVから流れてくる不思議な商品なのです。



とはいえ、なんてことはありません、人の頭や動物をかたどった陶器にチアの種をまぶし、何日間か水をやって発芽させ、最終的にその芽が人の髪の毛や動物の毛のように見えるという至ってシンプルなものなのですが、米国におけるこの商品の認識率は相当高いと勝手に推測しています。

例えばチアペットを抱えながらレジ待ちしている所を見ず知らずの子供に見つかると、たいていは

「チ・チ・チ・チア♪」

というフレーズで攻撃（口撃）されますし、大人たちも、

「おっ、チア買ってるじゃん」

というような視線で微笑んでくれること間違いなし！



【チアの育て方 ～ まずは一晩水に浸します】



【チアの育て方 ～ 水でふやかしたチアの種を塗りながら頭の溝に埋め込んでいきます】



【チアの育て方 ～ 2週間くらい世話をするとほらこの通り！】


このチアペット、サンフランシスコにあるJOSEPH ENTERPRISES という会社の商品で、これ以外には「クラッパー (The Clapper)」（Night at the Musiumでの「スナッパー」ネタのルーツとなったやつ）が有名です。

チアペットは手作りの陶器なので、ホリデーシーズンに販売する為に残りの期間は製造に集中しているらしく、つまりこのチアペットは正に「ホリデーシーズンにしか入手できない、ホリデーシーズンの為の商品」と言えますね。（勝手に断言）

チアペットの「チア」とはシソ科ミント属サルビアの一種とのことで、最近はスーパーフードとして有名なようです。メキシコではコロンブス以前の時代から栽培されており、この種を水でといてフルーツジュースと砂糖をくわえた「チアフレスカ (Chia Fresca)」という飲み物が有名なのだそうです。また芽はアルファルファのようにサラダやサンドイッチに用いられているようです。知らなかった、、、。

ただし、このチアペットについてくるチアの種はFDA（米国食品医薬品局、日本の厚生労働省に該当）に食用として認可されていないようですので、決して食べないようにお気をつけ下さい。食用・ダイエット用の一般的なチアの種はいろいろなお店で購入できますので、「食用チアペット」を目指す方は、そちらを使ったほうが良いでしょうね。



【人に歴史アリ、チアにも27年もの歴史アリ、いろいろなタイプが存在しています】



【チアにも進化アリ、これは2008年のニューバージョン、「チア・ポー」】



【食べてはいけない付属のチアの種、約3回分の分量があるそうです】



【チアを置くためのプラスチックのトレイ、陶器からの水漏れ防止用です】


このチアペットですが、お店によって若干異なりますが、大体$15から$18程度で販売されています。私は自宅近所のドラッグストア「CVS 」でゲットしましたが、詳しくはチアのウエブサイトの検索機能をご利用下さい。ちなみにロサンゼルスのダウンタウンでしたら、この「Rite Aid 」で扱っているようです。（品切れ御免）

Rite Aid
600 W 7th St
Los Angeles, CA 90017

地図

クリスマスギフトが一通りそろったところで、皆さんハッピーホリデーズ！良いお年を！

by rant