ダウンタウンで最も古いカフェテリアスタイルのレストランをご紹介します。
その名は"Clifton's"といい1931年にClifford Clinton(クリフォード・クリントン)という人物によって設立されました。レストランの由来はまさにこの人物の名前から準えましたが、"Clifton's"という名前は聞いたことがある方もいるかもしれません。当時のロサンゼルスではこのレストランを知らない人はいないくらいの人気を誇っており、当時流行っていた「好きなものを自分で取るという会計システム(カフェテリアスタイル)」を使用していました。また派手な店舗の外観、店内の装飾も人気で毎日行列だったようです。
この写真は1930年代で、当時は絶大な人気だったそうです。
こちらは入り口ですが、過去の歴史を色々なところに展示しています。その後、改装などもあり雰囲気は変わっていますが、中にはいるとあっと驚くような吹き抜けと、カリフォルニアをイメージした空間が広がっています。
少し見にくいですが、当時の様子や歴史、栄光を展示しています。そしてここロサンゼルスにある大型カフェテリア式のレストランでは最も古いそうです。それでは中に入ってみましょう。
これは2階からの風景ですが、吹き抜けは非常に開放感があります。
待合所には暖炉があり、店内も心地よい雰囲気です。今ではどこにでもありそうな雰囲気ですが当時を連想するといかに斬新的であったかが想像できます。
こちらはカフェテリアです。ちょうど昼のピークを過ぎたところでしたが、美味しそうな料理がたくさん並んでいます。金額はどれも手頃で思わずたくさん取ってしまいそうです。そして驚いたのがそのメニューも昔からあまり変わってないとのことで、どこか懐かしさを醸し出すような雰囲気がでています。
今日はプライムリブをいただきました。目の前で美味しそうなお肉を切ってくれます。
こちらのボリュームでなんと合計$16。プライムリブはレストランによって味は結構差がでますが、この価格でこのクオリティは非常に満足ができます。
建物は3階建ての吹き抜け席の他、4階は当時の面影を残す華やかな展示スペースとなっています。
ここには創設者の"Clifford Clinton"氏とその家族の栄誉が展示されています。
これはお店のグッツです。こういったものはお店の人気度を表しています。
壁にはロサンゼルスのダウンタウンの歴史ともにCliffton氏の歴史も飾られています。
これは驚き!なんと1960年代の広告ですが、食べ放題がたったの64㌣!今の物価と比較すると日本円で約50円。70年以上も前に『食べ放題』があったのも非常に興味深いところです。
「ALL YOU CAN EAT = 食べ放題」
ちなみにバッフェが世界に広まったのは1950~60年代だそうで、日本で「バイキング」という呼称が最初に用いられたのは帝国ホテルだそうです。
これが当時のメニューです。「TREASURE TRAY 1960年」
なんとも面白い額縁を発見!ダウンタウンの老舗ホテルでもあり、HISでも
よく登場するFIGEROAホテルがなんと$2.00!
ダウンタウン地区にはまだまだ見所が盛りだくさん。
ガイドブックに紹介されていないお店やレストランがたくさんあります。
このレストランは是非とも現地在住の方に訪れていただきたいレストランです。
Clifton's Cafeteria
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High Bridge