この秋、ちょっとゴージャスに、優雅にオペラ座へ出かけませんか?今はバカンスで上演されていませんが、今秋からのチケットの販売はもう始まっています。パリには旧オペラ座、“オペラ・ガルニエ”と新オペラ座“オペラ・バスティーユ”があり、オペラ・バスティーユではオペラ、オペラ・ガルニエではバレエが主に上演されます(一部の演目は、バスティーユでバレエ上演、ガルニエでもオペラが上演されます)。近代建築の“オペラ・バスティーユ”も快適で好きですが、個人的には歴史を感じる、ゴージャス感のある“オペラ・ガルニエ”で一度は鑑賞して頂きたい!
“オペラ・ガルニエ”に入るとまず、まるでタイタニック号の内部を思わせるエレガントな大階段が待っています。タキシードを着たムッシューに席の案内を受けて着席すると、輝かしいまばゆい豪華なシャンデリア、黄金の装飾、深紅のビロードの幕、美しいシャガールの天井画が目に飛び込んできます。またステージの両サイドの席はちょっと特殊。 5~6席ずつの個室式バルコニーになっており、貴族たちが利用してた時代を彷彿とさせます。気をつけたいのがお席の買い方。安いお席だと全く見えなかったり、前の人の頭で見えなかったりするのでカテゴリー1~3をお勧めします。また上演の合間の休憩時間では、ロビーでシャンパンや軽食が販売されています。
今秋の1番は、9/11(月)からオペラ・モーツァルト:皇帝ティートの慈悲 がシーズン始めの皮切り演目として上演されます。 9/18(月) ~はバレエ、ノイマイヤー振付:椿姫 がスタート。10/9(月) ~はバレエ 白の組曲/幻影 他 、11/30(木) ~モーツァルト:イドメネオ がスタート。そして12/8(金) ~個人的におススメする、バレエ“ジゼル”始まります!古典バレエで初めての人にも馴染みやすい、ロマンティックな演目です。
余談ですが、先日HISパリ支店の一部のスタッフでバレエ“椿姫”を見に行きました。初めてのスタッフは大感激で、オペラ座を出る頃には“ごきげんよう~”と言葉使いまで変わるほどの淑女?に変身してました(今も就業時の挨拶は“ごきげんよう~”が流行っています-笑)。皆さんも今秋、見てみませんか?(パリ支店 F.T.)
(チケットの入手方法)
日本在住の方:H.I.S.音楽鑑賞専門デスク にお問い合わせ下さい。
フランス在住の方:FNACもしくは国立オペラ座ホームページで。直前は各国立オペラ座窓口で
その他の国の方: 国立オペラ座予約課 (仏・英語のみ)
電話番号 +33 1 72 29 35 35 にお問い合わせ下さい。
(楽しく鑑賞するために・・・)
※服装ですが人によってはドレスの方も居れば、通勤ファッション、カジュアルな学生も居たりします。特に規制はありませんが、せっかくですから少しお洒落をして楽しんでみませんか?雰囲気を楽しんでいる人達の気分を損ねないような服装を心がけましょう。
※鑑賞中は座席の背もたれに、もたれるように座りましょう。少しでも前かがみになるとその列の後ろの人たちは全く見えなくなってしまいます。特に最前列の方、ご注意を。またバルコニーの最前列になっても身を乗り出したり、肘をつくのは避けましょう。