フランスにいながら、あまりワインについて詳しくないのですが、先日白ワインとエスカルゴの名産地ブルゴーニュ地方へ行ってきました。フランスワイン2大産地の一つであるブルゴーニュ。ボルドーワインと並び、ブルゴーニュワインは世界的に評価の高い「ワインの王様」。パリから高速道路でコート・ドール(黄金の丘…ブルゴーニュのブドウ畑が続く丘陵地帯の別名)へ向けてバスで出発!パリは都会ですが車で20-30分走るとそこはまるで北海道…華やかなパリからは想像できませんがフランスはやっぱり農業国と思い知らされます。 約3間半、のどかな風景を楽しみながら高速を進み、有名なロマネ・コンティのぶどう畑に到着。「世界で一番高いワイン」とも言われてるそうで(良い品種で畑が小さければ小さいほど値段が高くなるそうです。 ちなみにロマネ・コンティは年間6000本しか造れないそうです)、これはまさしく白ワインの王様!この一粒はいくらなんだろう?…なんて考えながら、収穫前の王様葡萄を感慨深く眺めていると、この田舎の畑の中で若者たちが乗る高級スポーツカーと遭遇! 一瞬“田舎の暴走族”?と思いましたが身なりはいい… ロマネ・コンティの畑主はかなりのお金持ちらしいので、そこのお坊ちゃま達かしら?なんて勝手に想像していました(笑)。
その後ワイン街道沿いで昼食を取り、Beauneボーヌの街に向かう途中でワインカーブに寄って、テースティングを楽しみました。ロマネ・コンティの次に有名な白ワインは「シャルドネ」 ! 製法によって、シャブリのような辛口から、コルトン・シャルルマーニュのような重厚なワインが生まれるそうです。今日味見したのは「Chablisシャブリ」…中でもシャブリ・グランクリュが特級ですが、プティ・シャブリ(4ランクの一番下)でも美味しかった!手頃な値段だったので早速ボトル1本購入しました。 シャブリは辛口ワインで魚介類、特に生牡蠣と相性が良いそうです。地元のフランス人も今日の夕食に、プレゼントにと試飲して買って帰っていました…ワインを口に含みながらワインリストを眺める姿は真剣!さすがグルメな国!白ワインについて美味しく学んだ後、ワインの聖地と呼ばれる「Beauneボーヌ」へ向けて出発!
…長くなってきたので今日はこの辺りにしておきます。続く…(HISパリ支店 F.T.)
今日のおさらい
超高級白ワイン→ロマネ・コンティ Romanée-Conti
高級白ワイン:シャルドネChardonnay、辛口白ワイン:シャブリChablis
一般のパリのカフェやバー、レストランでシャルドネやシャブリのどちらかは大抵あります。安いところだとグラス杯4ユーロくらいから頂けます。日本でも販売されていますが、輸送の間で少し味が落ちるそうなので、機会があれば名産地で頂くことをお勧めします!またフランスのスパーでも安いものならボトル1本10ユーロ程度から販売されているので、お土産にもお勧めです。ロマネ・コンティ Romanée-Contiは日本ではものによっては1本100万円前後で売られてるそうで、フランスでも一番安いものでも200~500ユーロからだそうです