プロヴァンというと南仏のプロヴァンス地方と勘違いされる方が多いのですが、ここはパリから電車で約1時間でアクセスできる、プロヴァンという名の中世の街。 2001年には世界遺産にも登録され、日本のテレビでも放送されたこともあって話題の中世都市として注目されています。

 駅から市の中心を通り抜け丘の上に向けて約20分ほど歩くと、城壁に囲まれた旧市街の中心“シャルテ広場”にたどり着きます。その広場近くにあるセザールの塔の上からは、プロヴァンが一望することできます。 周辺は畑が広がり、のんびりとした田舎町の雰囲気ですが、かつてはシャンパ-ニュの商業の中心地として栄えていたそうです。 しかし6月に毎年行われる中世祭り(村人が中世の時代の衣装を着るお祭り)の時期だけは、ホテルが取れないほどの観光客で賑わいます。このお祭り、欧州だけに留まらず年々世界的にも話題になってきています。お祭りは数日間だけなのですが、4~10月はいろいろなイベントされるので観光局のサイトは要チェックです。またこの季節(6月)には美しいバラを見ることができることでも知られています。

 そして今日のハイライト!なんとこの街には、創業1270年というフランスで最古のレストランがあるのです!場所はちょうど旧市街地の入り口付近の通りにあり、 まずはメニューをチェック。高いと思いきや3コ-スでなんと30ユ-ロ程度だったので、迷わず入ることに決定! 門をくぐると小さなかわいい庭があり、中に入ると複数の部屋に別れていて、どの部屋も趣のある素敵な雰囲気でした。 メニューはサ-モンなどのお魚から子羊までが揃うオ-ソドックスなフランス料理で、嬉しかったのが食前酒や アミュ-ズブ-シェ(一口サイズの軽いおつまみ)までしっかり付いていたこと。 パリとは違ったゆったりとした時間の中で、丁寧なサ-ビス、素敵な空で頂くフランス料理は格別でした。

 最後にお土産ですが、名物の蜂蜜バラを使ったものがお勧め(写真はバラのお酒)。 私もバラキャンディー、バラ風味の蜂蜜を買ってみました。またシャルテ広場にはかわいい雑貨屋んが数軒あるので必見です。
 大きな見所は無いかもしれませんが、最低1日かけてゆったり行くのがお勧めです。フランスの田舎の街でのんびりしてみませんか?(パリ支店F.T.)

◆アクセス
パリ東駅からSNCF(国鉄)にてプロヴァン駅へ

Provins駅まで直行便で約1時間。
◆プロヴァン観光情報
日本語版の地図などもダウンロ-ド出来るので便利です。
→ 
http://www.provins.net/
◆フランス最古のレストラン

“HOSTELLERIE DE LA CROIX D'OR”
英メニューあり。日曜の夜と月曜日は休業。
1 rue des Capucins Provins
TEL 01-64-00-01-96
◆中世祭り
例年、6月第2週の週末に行われています。
詳細→
プロヴァン中世の祭りオフィシャルサイト

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