生活事情 2008.12.29
フランス人にとって一年で一番のイベント、それはxmasクリスマスです。

一大イベントだけあって、フランス人はこの時期になると何故か皆イライラしている人が多いように思えます。
道を歩いていても、喧嘩や言い争いを一番頻繁に見る時期でもあります。

日照時間が短く毎日空が暗いうえ、家族や友人などへのクリスマスプレゼントの準備や家の飾り付けなどがストレスになっているのでしょうか・・・?

楽しそうなのは子供達だけのように見受けられます。

フランス人の友人に呼ばれ、今年も友人の実家に行って来ました。

パリモンパルナス駅から電車に乗ります。

12/24なので、既に皆帰郷済みかと思ったのですが、モンパルナス駅に着くと、どこもかしこも電車を待つ人でいっぱいです。

モンパルナス駅の外にはスケート場が設置されています↓
H.I.S.パリ支店の日記

モンパルナス駅の中↓
H.I.S.パリ支店の日記


13時35分発の電車がホームに入ってきました。

電車に乗るまでも一苦労・・・

座れはしませんでしたが、ようやく電車の中に乗ることができました。

ルマンまで約2時間。そこで乗り換えて、ラヴァルという駅まで約1時間の道のりです。

発車時刻が来ました・・・

ところが電車が一向に動きません。

するとアナウンスが・・・ 

「(何かの事情で・・・)乗客が多すぎて、セキュリティ上列車を発車させることができません・・・誰か電車から降りてください・・・」sweat01

と言うような内容のもの。。。

駅員さんは、自主的に降りてくれる人をひたすら待っています。

チケットは別の電車に変更できます。。。とは言っても今日はクリスマスイブ。

皆一刻でも早く家に帰りたいのと、そこで自分が一歩引くのはフランス人の精神に反する・・・とでも言うように、

口々に「私は絶対降りないわよっ!」と言い合っています。


20分後・・・乗客も一歩も引かずじっと立っています。

5分ごとに同じ内容のアナウンスが流れ・・・ついに駅員さんも、「あなたたちもこんな電車の中でイブを過ごしたくないでしょ?誰か降りてください。。。」とアイロニックに説得しています。

このまま居ても仕方が無い・・・と私は電車から降りることにしました。
(私一人が降りてもまだ電車は動かないですが・・・)

電車からようやく降りても、更に乗ってこようとする人たちで入口付近は溢れかえっていました。
いったいこの電車はいつか動くのでしょうか・・・?

H.I.S.パリ支店の日記


結局チケットは2時間後の電車に変更して貰うことになりました。

モンパルナス駅で寒い中2時間待っているのはきつかったのですが、代わりに乗り換えなしで直接目的地へ到着することができました。
その間ずっと席も確保できたので、最終的には電車を降りて正解でした。

チケットも事前にネットで予約して、出発の1時間前には駅に着いて、ホームも間違えず、ようやく電車に乗れたというのに、全く以って、フランスの交通機関は何が起こるか、最後まで気が抜けません。。。


午後7時。 友人宅へ到着すると、一日かけて寝ないで行ったという、クリスマス用の飾りが家中に溢れていました。

アンティークの木彫り人形。 
「ハンドメイドで、今は誰も作ってないから凄く価値があるのよ。」と教えてくれました。

H.I.S.パリ支店の日記

大きなツリーの木はクリスマスプレゼントでいっぱいです。
H.I.S.パリ支店の日記

フランスの地方の家は、昔ながらの方法で自然の草や木や藻を使って部屋を装飾するそうです。
部屋の中にこんなツタが・・・
これを一日かけて森から取ってきて飾るのは一苦労です。。。
H.I.S.パリ支店の日記

こちらは石と藻と草と枯れ木で出来たキリスト誕生の場面↓
H.I.S.パリ支店の日記

翌日、森へ行きました。

フランスの田舎の人は本当に散歩や森を歩くことが好きなようです。
H.I.S.パリ支店の日記

何もない森の中を2時間でも3時間でも歩いています。
H.I.S.パリ支店の日記

眺めの良い場所に来ました。
しかし外は零下・・・ 寒いです。。。
H.I.S.パリ支店の日記

家に帰ると、暖かい暖炉の空気が流れてきて、ディナーのいい香りがしてきました。

友人の両親は一日かけてクリスマスのディナーを用意していました。

こちらの家族、クリスマスは毎年同じ伝統的メニューです。

アヒルのお腹に白ブーダンやいろいろなソーセージを詰めたものを、暖炉で丸焼きします。

暖炉の隣には、お肉を回しながら焼くアンティークな道具。

H.I.S.パリ支店の日記

2時間程で、出来上がりです。

こんがり焼けておいしそう!

H.I.S.パリ支店の日記


他にも、栗の煮たものや、エスカルゴのみじん切りを椎茸に詰めたもの、トーストと林檎をシナモンでグリルしたもの(デザートではなく、Platだそうです)などなど・・・

ちょっと日本人には重いディナーですので、量を少なめにしてもらって、おいしく頂きました。

H.I.S.パリ支店の日記

夕食の後は、例年皆で歌を歌ったり、ゲームをしたり・・・

今年はゲームをしたのですが、小さな子供を混ぜての子供用のゲームなのに、さすがに負けず嫌いなフランス人。本気になるのも良いですが、大人なのにかなりズルをしていました。。。

しかもゲームのおかげで家族内で雰囲気が険悪になってきていて、今にも喧嘩が始まりそうで、隣で見ていてヒヤヒヤしていました。。。

楽しい一夜も終わり、翌日は朝4時起床。

6時の電車でパリへ戻ります。

チケットはネットで1ヶ月程前から予約していたので、1等車を同じ値段で購入できました。

初の1等車!やはり居心地が良いです。

憧れのオレンジのランプにふっかふかのシート。。。

パリまでよく眠れました。

H.I.S.パリ支店の日記

朝8時。パリに到着しました。

つかの間の休暇を終えてパリへ戻ってくる人の姿が見られました。

H.I.S.パリ支店の日記

(HISパリ支店 NI)

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    • 投稿: his-paris -2009年1月14日 (水) 13時44分

      ■H@(^-^*)/☆ さん
      こんにちは。こちらこそブログ読んで頂いてありがとうございます。クリスマスには皆実家に帰ってくるのですが、喧嘩があったり・・・皆で飾り付けをしたり・・・料理をしたり・・・私が見ていると、今にも口論になりそうで、ヒヤヒヤするのですが、それもフランス人流の楽しみ方のようでした。

    • 投稿: his-paris -2009年1月14日 (水) 13時39分

      ■kudaranainikkiさん
      こんにちは。フランスの田舎のクリスマスは、日本にとってはお正月のように、家族で過ごして、とても暖かい感じがしました。機会があったら是非フランスいらっしゃって下さい!

    • 投稿: kudaranainikki -2008年12月31日 (水) 04時00分

      ■無題
      素敵なX'masですね♪フランス行きたいっすo(≧∀≦)o

    • 投稿: H@(^-^*)/☆ -2008年12月29日 (月) 15時54分

      ■☆
      乗客が多過ぎて出発が出来ないって、凄い状況ですね(^-^;写真が沢山でフランスの家庭のクリスマスの雰囲気が感じられました。ありがとうございます♪

    

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