2014.04.02
昨日は4月1日でエイプリルフールの日でしたが、フランスでは、エイプリルフールはPOISSON D'AVRIL ポワッソンダブリル(訳:4月の魚)と呼ばれています。なぜ魚なのかをちょっと調べてみたところ、昔、4月から魚が産卵期に入ることから魚を捕獲することが禁止されていたのですが、その最終日である4月1日に何も釣れずに帰ってきた漁師を仲間がからかい、魚を川に投げ込んで釣らせたあげたといういたずらが起源となり、ポワッソンダブリル:4月の魚と呼ばれるようになったそうです。
なので、フランスでは4月1日に、友達同士や、会社の同僚同士などでいたずらをし、その人がいたずらに気がついたら「ポワッソンダブリール」と叫んで笑い合うシーンがあちこちで見かけられます。
子供たちの間では、写真のように紙で魚を作り、それを気づかれないように学校の友達や先生の背中に貼るというのが風習です。
学校の先生は、黒板に向かっている間に10匹以上の魚が背中にぶら下がっていることもあるとか
で気づかれてしまったら、「ポワッソンダブリル」叫ぶのがお約束。
この「魚」にちなんで、この時期、スーパーでは魚関連商品が安売りになっていたり、料理教室では魚のメニューが特集になっていたりします。