グルメ 2014.04.25
前々回から続けて3度バスク地方に関する話題ですが、今日はこの地方の名産であるエスペレット唐辛子のご紹介。

唐辛子というと、日本の七味唐辛子やメキシコのハラペーニョといったように、ちょっと入れただけで涙が出そうに辛~~~いものを想像されるかと思いますが、バスク料理によく使われるエスペレット唐辛子(piment d'Espelette)は、色は真っ赤なものの、そんなに激辛なわけではなく、ちょっとピリッとするとても味わい深いスパイスです。(なかなかうまく味を表現できないので、実際に味わっていただくのが一番なのですが・・・shock

バスク地方のレストランでは、いろいろなメニューにエスペレット唐辛子という文字を見かけますが、バスク地方に限らず、フランス料理全般で、ちょっとひねりのきいた味を出すために用いられています。デザートなどでも、味をしめるために、チョコレートの上にちょっとふりかけられたりしています

この唐辛子は、その名にもあるようにエスペレット村で作られています。
ピレネー山脈の山間にあるとても小さなかわいい村です。
村に訪れると、あちこちで唐辛子が干してあるのを見かけることができます。


白い壁に赤い唐辛子がよく映えていますsign01

エスペレット唐辛子は、日本の唐辛子と比べるとだいぶ大きく、イメージ的には赤い肉厚なシシトウみたいな感じです。


という表現で想像していただけますでしょうかsign02



お値段は唐辛子の粉の小瓶で6ユーロ前後でした(バスク地方のお土産屋さんの2014年4月時点の相場)。その他ゲランドの塩と混ざったものや、ペースト状のもの、マスタードなどといろいろなタイプがありました。
この唐辛子を用いた料理の瓶詰めもいろいろあります。ただ、重たいのが難点shock

私は、持ち帰りやすい、エスペレット唐辛子入りテリーヌなるものを購入してみました。バゲットにのせるだけで、ちょっとした前菜になりますrestaurant


パリのデパートの食品館などでも、エスペレット唐辛子は購入できますので、お料理好きなお友達のお土産にいかがですか?

(YB)


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