天気が安定しない日々が続いていたパリですが、3連休の中日の今日は晴天!だったので、ヴェルサイユ宮殿へ出かけてきました。大混雑する宮殿は、すでに何度か訪れているので、今回はトリアノン宮殿とマリーアントワネットの離宮チケットで、庭園の奥にある離宮だけを見学してみることにしました。

プチトリアノンは、ルイ15世とポンパドール公爵夫人の私的な使用を目的に建てられ、ルイ16世は宮廷生活にうんざりしていた王妃マリーアントワネットにこの館を贈ったそうです。

その後の帝政期にも住居として使用されていましたが、2008年に修復された際、フランス革命前の国王が宮殿を追われる前の状態に復元されたとのことです。

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プチトリアノンは宮殿の庭から大水路へと向かい、有名なアポロンの泉水を右に回りこんで、右折してしばらくいったところにあります。徒歩で約25分!いい運動です。奥にプチトリアノンが見えます。

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入ってすぐのところには、食器類が陳列されていました。とても精細な模様が印象的です。当時の豪華な生活が目に浮かぶようです。

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その後2階へあがります。手すりにはマリーアントワネットの頭文字であるMとAを組み合わせた装飾が施されていました。

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階段を上がって第1の控えの間に入る前のところにはマリーアントワネットの肖像画が飾られていました。

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↑こちらは食堂のシャンデリア。食堂はこじんまりとはしていますが、豪華な雰囲気です。食堂の他に小食堂や音楽の間、控えの間などがあり、一番奥に王妃の寝室がありました。

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調度品がすべてかわいらしい花柄で統一されていて、とても女性らしい雰囲気。ベッドは復元されたものだそうですが、椅子の刺繍は当時からのものが保存されているとのこと。この椅子にあのマリーアントワネットが座っていたのかと思うとなんだか不思議な感じです。

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窓からは緑あふれる景色と、マリーアントワネットが恋人と密会していたという愛の神殿も見えます。プチトリアノンは外観も実に質素で、確かに宮殿の豪華絢爛さから離れてなんだかほっとする雰囲気でした。

離宮の庭園やグラントリアノンについては次回以降に書きたいと思います。

https://www.his-tours.fr/フランス観光/パリ発ツアー/ヴェルサイユ宮殿/

尚、ヴェルサイユ宮殿を訪れるオプショナルツアーは各種ご用意しておりますので、こちら↑をご参考ください。

(YB)

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