ロワール地方まで行かなくても、パリの近郊にはヴェルサイユをはじめとして、すばらしいお城がいっぱいあります。
シャンティイ城もそのひとつ。北駅から電車で約30分。Chantilly-Gouvieux駅からシャンティイの街を抜けた先にシャンティイ城はあります。
いっぱい歩くのはつらいかも・・・という方には、本数はとっても少ないけれどもハイシーズンには無料シャトルバスも運行されています。
こちらがお城の入り口。お城の敷地は広大なのですが、入り口は意外にこじんまりとした広さで、この門をくぐってすぐの左横にチケット売り場があります。
こちらがチケット売り場。こんな感じに小さなおうちのような構え。かつての門番の家でしょうか?とても有名な観光地なのに、チケット売り場の小ささにちょっとびっくりです。
お城が大きいので全体像を撮るのがなかなか難しいのですが、シャンティイ城は水面に浮かぶように建っています。
こちらがお城への入り口。お城は複雑に入り組んだ構造となっていて、今の形になったのは19世紀頃のとのこと。主にグランシャトーとプチシャトーの部分に分かれています。
城主だったコンデ公が所有していた膨大なコレクションが場内に展示されていて、場内はコンデ美術館となっています。
よって入場料は、シャンティイ城の庭園のみの入場、庭園と城内(コンデ美術館)の入場、庭園+城内+隣接する馬の博物館の入場と様々なタイプが用意されているので、スケジュールと興味によってご自分にあったものをお選びください。
お城の横に回り込むと、もし城内に入場しなくてもレストランやショップに行くことができます。
場内のレストランは、ルイ14世を招いての大饗宴の料理監督であった宮廷料理人のヴァテールが使用していたキッチンがあった場所だそうです。ヴァテールは3日続いた饗宴の2日目に魚が届かなかったことを嘆いて自殺したという歴史に残る宮廷料理人でフランスでは非常に有名で、映画にもなっています。ホイップクリームを意味するクレームシャンティイを考案したのもヴァテールと言われています。
こちらのレストランに限らず、シャンティイのレストランでは、イチゴにクレームシャンティイをたっぷりのせたデザートが必ずと言っていいほどメニューに入っています。
シャンティイ城の広大な美しい庭園については次回のブログでレポートしたいと思います。
(YB)