先日、パリ近郊、ベルサイユのそばにあるparc et château de Thoiry=トワリー城公園へ行ってきました。
こちらの公園は、日本のガイドブックなどにもあまり紹介されていないのですが、1回の入場でサファリパークと動物園とルネッサンス時代のお城を楽しむことができるというとても魅力的な場所なのです。
こちらの公園へはサファリパークゾーンがあるので車で行くのが理想的ですが、車で行かれない場合には、イルドフランスの学校がバカンス期間中の水曜と土曜日に運行される最寄りのMontfort l'Amaury駅からのシャトルバスに乗って行くことが可能です。(インターネットにて事前予約が必要)
サファリパークゾーンに入って、最初に登場したのは鹿の仲間達。敷地が広大なので、とにかく動物たちがとってものびのびしています。フランスに動物園は数多くありますが、ここのアフリカゾーンはフランス最大とのこと。そのコースの全長は8キロ。
サイものんびり散歩中。
いきなり向きを変えて、車に突進してこないことを願うのみ。
象もいっぱいいました。あとはクマやキリンやかばなどなど。30種類の動物たちが半放し飼いで暮らしているそうです。
サファリパークゾーンではえさをあげるどころか、窓を開けるのも基本的に禁止(開けている人たちを結構見かけましたが・・・)。車内からの見学になりますが、動物たちは車を気にすることなく暮らしていて、車がノロノロ運転している目の前を水牛の群れが走り抜けたりして、結構ハラハラすることもありました。
サファリパークを終了したら、次は歩いて回る動物園ゾーンへ。サファリパークのゲートとは裏腹にこじんまりとした入り口です。
手前の白いテントのようなところはピクニックスペース。奥にはセルフサービスのレストランもありますが、お弁当を持ってきてもこうして室内で食べれるのは嬉しい心遣い。
園内は緑が多く、ちょうど紅葉の美しい時期だったので、紅葉狩りしながら動物を見るいう贅沢な時間を過ごせました。
ライオンやトラは近くで楽しめるように飼育スペースの真ん中にガラスの通路があります。ラッキーだとちょうど頭上を渡っていくことも。
他にも爬虫類を主とする室内展示館があったり、子供たちが楽しめるような遊具があったり、全長2キロ以上の巨大迷路があったりします(中で迷ってしまい余裕がなく、写真を撮り忘れました・・・苦笑)
そして、最後にトワリー城を見学。正直、お城は外壁も中の調度品も傷んでいる部分がちょっと目についたりもしましたが、昔の宮廷生活を想像することができました。
入り口の植木が動物の形に刈り込まれているのは、さすが!!
いったときは、ハローウイーンバージョンになっていて、蜘蛛の巣やガイコツなどがところどころに置かれていました。血だらけの手のようなものがこのような昔ながらの本当のお屋敷に置いてあると、ディズニーランドのホーンテッドマンション以上に恐ろしい雰囲気が・・・。
でも一歩外に出たら、この美しい景色!
盛りだくさんで丸一日楽しめる、とても楽しい場所でした。
残念ながら冬季は閉園のようで、今年の営業は11月11日まで。2016年の2月20日からまた開園とのことです。
(YB)