紅葉も最終章に入ってきたパリ。
晩秋のパリらしい景色を探しがてらパレ・ロワイヤルへ行ってみました。パレロワイヤルはもともとはルイ13世の宰相であったリシュリュー公の城館として建てられ、その後はルイ14世が住んだこともある歴史ある建物ですが、今は文化庁など政府関連の機関が入っています。
ルーブル美術館と向かい合う入り口を入り、モダンな円柱が立ち並ぶ広場を抜けた奥には、美しい回廊に囲まれた、並木道が続く、素敵な中庭があります。
すぐ近くのルーブル美術館やオペラ大通りの喧騒が嘘のように、とっても静寂な空間が広がっていて、ちょっとほっと一息したいときにおすすめです。中庭に面したテラスのあるカフェもあります。
彫刻に噴水。それを囲むように黄色く色づいた木々の向こうに見えるルーブル美術館・・・。これぞパリのイメージといった風景に出会えます。
建物のグレーの屋根も含めて、色のコントラストが本当に芸術的です。
こちらは↑ちょっと紅葉というよりは枯葉になってしまった感じでしたが、ランプが下がるアーチ型の空間の向こうにのびる小道は、なんだかとても情緒があります。
また回廊には、ファッションブティックやレストラン、カフェ、ギャラリーなど様々なお店が並んでいるのですが、ルーブル側から入って一番奥にオルゴール専門店なるとてもかわいいお店を発見。
とても小さなお店なのですが、手のひらに乗るくらいの小さいサイズのものから、細工がいっぱいのとても大きなものまで、見ていて心が温かくなるようなかわいい商品がところ狭しと並んでいました。
こちらは↑お菓子屋さんの形をしたオルゴール。ケーキひとつひとつまで繊細な作りで、見ているだけででため息がでます。
観光名所見学とはまた違った趣の時間を過ごしたい方に、パレロワイヤル散策、おすすめです。
(YB)