今回はL.A.の新しい建築をご紹介させていただきます。
近年再開発が進むリトル東京に、カルトランス第7地区本社(CALTRANS DISTRICT SEVEN)というカリフォルニア州の公共交通機関を管理するオフィスビルが出現しました。
2004年に完成したこのビルは、ロサンゼルスを拠点とする建築家、Thom Mayne(トム・メイン)が率いるモーフォシスという建築家集団が設計したビルで、力強く近代的な外観と精密な機械のようなデザインが特徴
<正面入り口>
メタリックな外観がとてもS.F.チック
<ビル側面>
全身をメッシュのようなアルミパネルで身をまとい、太陽(光)の状態にあわせて開閉するシステム。太陽が傾きだした午後は光を取り込むに為、このパネルがオープンしてスケルトンになる仕組み
片側側面には太陽電池を施し、ビルの消費エネルギーとしても利用しているエコ設計
<エントランスの天井>
無機質なビルのはずが、まるで生き物のような雰囲気も感じます
<エントランス広場>
入り口にはとても広いスペース
政府のビルにありがちな威圧感はなく、エントランス部分は公共のスペースとして自由に入れます
中に入る事は出来ませんが、オフィス内部もハリウッド映画にでてくるようなハイテクオフィスを期待してしまいます
リトル東京から徒歩数分なので、ぜひ訪れてみてください。ビルを建築したモーフォシスはアメリカ国内でも他にサンフランシスコの政府ビルや他州の裁判所なども手がけ、アメリカを代表する建築を続々と建設してます。ビバリーヒルズのウイルシャーブルバード沿いには、モーフォシスがデザインを手がけた、セレブが集まるパワーランチで有名なレストランがあります。興味があればぜひ探して見てください。このビルと同じテイストを感じるのでわかると思います。
ALX
カルトランス第7地区本社
CALIFORNIA DEPARTMENT OF TRASNPORTATION
DISTRICT 7 HEADQUATERS
100 SOUTH MAIN ST. LOS ANGELES,CA
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