日本の夏といえば花火。私は見るのもやるのも大好きで、好きが高じて普通のお店では花火を取り扱っていない真冬にも、わざわざ門前仲町の花火問屋まで買出しに行ったりする程でしたが、そんな花火天国な日本とは大違いなのがアメリカの花火事情です。
(注意:ここで言う花火とは、一般消費者向けの花火を指しています)
まず、個人で花火を購入したり、花火を使用する事を完全に禁止している州も存在します。
デラウエア州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ロードアイランド州の5州では、花火の販売も使用も完全に禁止されているのです。確かに私はNYエリアに12年住んでいましたが、お店で花火を売っているのを見たことはありませんでした。でもやっている人はいるんですが、それは全部イリーガルなのです。どこかよその州で買いこんで来た、いわゆる「密輸品」だと思います。いくら不法とは言え、文化・伝統の切り口からすれば、チャイナタウンの旧正月のお祝いや、お店の新装開店時には大量の爆竹は必要不可欠のようですが、、、。
ここカリフォルニア州の場合、州レベルでは花火は許可されていますが、州内ならどこでオッケーと言えばそうでは無く、郡や市町村レベルで禁止されている場合があります。
List of 271 Communities Permitting State-Approved Fireworks
http://www.ca-fireworks.com/content/content-article.asp?ArticleID=508
私の住んでいるトーランスは駄目なようですが、北のガーデナでは許可されているようです。
さらに、禁止されていなくても、買える期間がかなり限定されています。
花火の販売が許可されている州であっても、たいていは7月4日の独立記念日を挟んで前後1~2週間程度しか販売できません。カリフォルニア州の場合、6月28日の正午から、7月6日の正午までしか花火を購入することはできないルールになっています。
またカリフォルニア州においては、州公認のライセンスを持っていないと花火を販売することができませんので、出所不明な花火にはくれぐれもお気をつけ下さい。
また、カリフォルニア州で合法とされる花火もかなり限られており、「Safe and Sane」(安全で良識のある)と定義付けられている花火しか許可されていません。州公認ライセンスを持っている販売店で販売されている花火には、「State Fire Marshal」公認のシールやマークが表示されています。このシールの無いものはまずは怪しいと思ったほうが良いでしょう。

【合法花火の例 (クリックで拡大)】

【State Fire Marshal公認マーク】
複合型の花火も多く、なかなか合法・非合法の区別が付きにくいかもしれませんが、基本的に、空に打ち上げるもの(打ち上げ花火やロケット花火)と爆発するもの(爆竹等)は完全にアウトだと思って間違いありません。
詳しくはこのブロッシャー(PDF)をご参照ください。
http://www.ca-fireworks.com/EDocs/Site60/IllegalFireworksBro2008web.pdf
花火をやっている人々が、見た目悪人風に描かれているところから、このアメリカの花火事情がどんなものかをうかがうことができるでしょう。
Illegal Fireworks Video(ダウンロードに時間がかかります)
http://www.ca-fireworks.com/EDocs/Site60/New_Illegal_Fireworks_Video.mov
このビデオ、息子に花火を自慢するお父さんの警察官に対する悪態のつき具合がかなり役者チックですが、アメリカで流通している非合法花火の中には、ダイナマイト並みの爆発力があるものもありますので、「指を3本失ってしまった・・」という若者の話しにはかなりのリアリティーがあります。
実際、6月早々某大型量販店の店頭には既に花火が並んでいました。州・郡・市町村単位で細かい制限がありますので、おそらく全米単位の流通ではこの辺の細かいコントロールができないのではないかと思います。またかなりの不法な花火が流通していますので、人々への啓蒙が追いついていないのかもしれません。ただ、購入できる=やっても良い、では決してありませんので、トラブルに巻き込まれないようくれぐれもお気をつけ下さい。
触らぬ花火に祟り無し。アメリカでの花火にはくれぐれもお気をつけ下さい。
by rant
(注意:ここで言う花火とは、一般消費者向けの花火を指しています)
まず、個人で花火を購入したり、花火を使用する事を完全に禁止している州も存在します。
デラウエア州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ロードアイランド州の5州では、花火の販売も使用も完全に禁止されているのです。確かに私はNYエリアに12年住んでいましたが、お店で花火を売っているのを見たことはありませんでした。でもやっている人はいるんですが、それは全部イリーガルなのです。どこかよその州で買いこんで来た、いわゆる「密輸品」だと思います。いくら不法とは言え、文化・伝統の切り口からすれば、チャイナタウンの旧正月のお祝いや、お店の新装開店時には大量の爆竹は必要不可欠のようですが、、、。
ここカリフォルニア州の場合、州レベルでは花火は許可されていますが、州内ならどこでオッケーと言えばそうでは無く、郡や市町村レベルで禁止されている場合があります。
List of 271 Communities Permitting State-Approved Fireworks
http://www.ca-fireworks.com/content/content-article.asp?ArticleID=508
私の住んでいるトーランスは駄目なようですが、北のガーデナでは許可されているようです。
さらに、禁止されていなくても、買える期間がかなり限定されています。
花火の販売が許可されている州であっても、たいていは7月4日の独立記念日を挟んで前後1~2週間程度しか販売できません。カリフォルニア州の場合、6月28日の正午から、7月6日の正午までしか花火を購入することはできないルールになっています。
またカリフォルニア州においては、州公認のライセンスを持っていないと花火を販売することができませんので、出所不明な花火にはくれぐれもお気をつけ下さい。
また、カリフォルニア州で合法とされる花火もかなり限られており、「Safe and Sane」(安全で良識のある)と定義付けられている花火しか許可されていません。州公認ライセンスを持っている販売店で販売されている花火には、「State Fire Marshal」公認のシールやマークが表示されています。このシールの無いものはまずは怪しいと思ったほうが良いでしょう。

【合法花火の例 (クリックで拡大)】

【State Fire Marshal公認マーク】
複合型の花火も多く、なかなか合法・非合法の区別が付きにくいかもしれませんが、基本的に、空に打ち上げるもの(打ち上げ花火やロケット花火)と爆発するもの(爆竹等)は完全にアウトだと思って間違いありません。
詳しくはこのブロッシャー(PDF)をご参照ください。
http://www.ca-fireworks.com/EDocs/Site60/IllegalFireworksBro2008web.pdf
花火をやっている人々が、見た目悪人風に描かれているところから、このアメリカの花火事情がどんなものかをうかがうことができるでしょう。
Illegal Fireworks Video(ダウンロードに時間がかかります)
http://www.ca-fireworks.com/EDocs/Site60/New_Illegal_Fireworks_Video.mov
このビデオ、息子に花火を自慢するお父さんの警察官に対する悪態のつき具合がかなり役者チックですが、アメリカで流通している非合法花火の中には、ダイナマイト並みの爆発力があるものもありますので、「指を3本失ってしまった・・」という若者の話しにはかなりのリアリティーがあります。
実際、6月早々某大型量販店の店頭には既に花火が並んでいました。州・郡・市町村単位で細かい制限がありますので、おそらく全米単位の流通ではこの辺の細かいコントロールができないのではないかと思います。またかなりの不法な花火が流通していますので、人々への啓蒙が追いついていないのかもしれません。ただ、購入できる=やっても良い、では決してありませんので、トラブルに巻き込まれないようくれぐれもお気をつけ下さい。
触らぬ花火に祟り無し。アメリカでの花火にはくれぐれもお気をつけ下さい。
by rant
The California Fireworks Newswire