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なんともおどろおどろしいタイトルではありますが、

古くて豪華なお屋敷というのは独特な雰囲気を醸し出す事があります。

そんなお屋敷がロサンゼルスにもあるというウワサを聞きつけ

興味半分訪れてみる事に致しました。

訪れた先は豪邸が立ち並ぶ事で有名なビバリーヒルズ地区の

グレイストーンマンション

ここは殺人と狂気の舘と言われている古いお屋敷で

短い間でここに移り住んだ人が次々に謎の死をとげたという

いわゆる曰くつきの舘・・・

理由がわからないまま６人もの方が殺されたり自殺をしてしまうという

なんともおどろおどろしい話がまつわる舘なので

買い手もみつからず誰も住みつかなくなってしまったんだとか。

若干恐ろしくはありますが、豪邸の中身も気になるところで

早速中に入ってみる事に致しました。

お屋敷に近づこうとした瞬間この晴れやかなロサンゼルスにおいて

急に灰色の雨雲が・・・・。

なんだか先が思いやられる瞬間です。

中に入ると階段を降り、ダンスホールに到着です。

天井には豪華なシャンデリア、階段は大理石、

手すりは全てお手製の超豪華品。

天井の高さや空間の作り方が時代を感じるお屋敷です。

廊下の中心に立つと右と左に数々の部屋が広がる事が分かります。

とにかく部屋数も３０以上は存在しそうな広いお屋敷です。

写真をぱちぱちと撮っていたところ、同行してくれたガイドさんが一言。

「あんまり写真を撮っていると変な物が写るかもしれないよ。

　何しろカメラを向けている先は２件の殺人事件があった場所だからねぇ」

ひっ！！

そ、そんなにおどさないでほしいところです。

それにしても木洩れ日がこぼれて明るくなるはずの部屋は

なんだかいわれてみると暗～い感じもあり。

暖炉にゆったりと座れる椅子、あしらいの豪華な絨毯など

とにかく豪華、なのですが人の気配がないせいか

どこかもの寂しい雰囲気を醸し出すリビングルーム。

あぁ。後で写真を開いた時に椅子に誰かが座ってない事を祈りつつ、

やはりぱちりと写真を一枚。

うぎゃ～★×◎△～～～～～

キッチンの中の冷蔵庫を何気なく開けた瞬間ガイコツが！

な、なぜにこんなところにガイコツ？！

「ははは。これはこの間映画の撮影隊が来た時に

　おいていった一品だよ。その映画ではこの冷蔵庫が

　モーグとして使われていたんだ。」とガイドさん。

モ、モーグ・・・・いわゆる死体安置所ですか・・・・・・。

本当に心臓に悪い演出です。

実はこのお屋敷、誰も住まなくなってしまいましたが解体するにはあまりに惜しい豪華なお屋敷ということで、１９７１年にビバリーヒルズ市が買い取り今は展示場や映画の撮影に使われる市が管理する施設になったんだとか。

確かに丘の上に立つお屋敷は緑に囲まれ、ハリウッド、センチュリーシティの景観を望むことができる素晴らしい立地。

実は優雅さと豪華さが演出にいいということで

数々の映画の舞台になっており、

あげるとキリがないくらいなのですが、

スパイダーマンⅢ

チャーリーズエンジェル

オースティンパワーズ

X-MEN

ラッシュアワー

ボディガード

ゴーストバスターズ

などとにかくいろいろな映画の撮影場所になっています。

スパイダーマンだと本当の舞台はNYだったりするのですが、

実際はロサンゼルスでも撮影されているんですね。

ボディガードではホイッニーヒューストンが住むお屋敷、

という設定になっています。

更に豪華なお屋敷と優雅な雰囲気が非常に人気で、

結婚写真の撮影場、だったり宝石の展示会会場だったりと、

さまざまな用途で使われている、

実は市民の憩いの場

「あはは。面白かったかい？

　お屋敷に曰くつきの話があるのは事実だけど

　本当はビバリーヒルズ市民の優雅な憩いの場なんだ」

とにこやかに笑顔を向けるガイドさん。

ビバリーヒルズ地区の殺人と狂気の舘、

ならぬ市民の憩いの場、グレイストーンマンション。

機会があれば是非訪ねてみてください。

※時期によって舘の中に入れる時とそうでない時があります。

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K.O.