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テーマ：芸術/音楽

2008.09.11

アメリカ音楽の旅③　～ロサンゼルス編～

僕の中でのウエストコーストサウンドと言えば何と言ってもEaglesです。西海岸、特にロサンゼルスというとハードロック、メタルロックが中心だと考える人も多いと思いますが、僕にとってのウエストコーストサウンドというと、やはりイーグルスやドゥービーブラザーズだったりします。僕の高校の頃はまだレコードが主流で、彼らの輸入版レコードは何枚も集めた記憶があります。

初めてロサンゼルスに来た時も、まずはレンタカーを借りて色々回ったんだけど、勿論イーグルスやドゥービーのテープを日本から持ってきて、それをかけながら走るんだけど、これがまた最高で、この乾いた音はこの乾いた街だから出るんだと凄く感動した覚えがあります。真っ青な空、車の横を通り過ぎるパームツリーが「Take It Easy」と調和します。

また、夕方日が暮れそうなタイミングでMalibu の海岸に出てバラードナンバーを聴いていると、まるで彼らの曲の世界の中に入ってしまったのではないかと錯覚します。

HollywoodからSunset Blvdを西に走っていると写真のThe Beverly Hills Hotel が見えてきた。ここではやっぱりイーグルスの「Hotel California」の出番だ。カーステレオからあのギターのイントロが流れ始めてると、感動のボルテージが一挙に上がります。（音楽を流しながら読むとよりイメージが沸いてきます）

©Elektra Entertainment, 1976

アメリカ国内で1600万枚以上売れたというイーグルの中でのBEST SELLING ALBUMです。シングル「Hotel California」は翌年1977年のGRAMMY AWARDでRecord of the Yearに選ばれました。

ウエストコーストサウンドを次々にリリースしていったイーグルスも1980年に一度解散しました。その後もメンバーがソロで活躍することになり、メンバーの中心だったGlenn FreyやDon Henleyはその後も次々とヒット曲を出していきます。そんなソロ活動になっても僕の中のウエストコーストサウンドはしっかり継承されていて、Glenn Freyのソロアルバム「No Fun Aloud」を初めて聴いた時、もほっとしました。このアルバムの中では、2曲目のバラード曲で「The One You Love」が僕のお気に入りです。この後も、映画Beverly Hills Copの挿入歌「The Heat Is On」や、Miami Viceの中の「You Belong to the City」はチャートのトップ１０に入りました。

Don Henleyもその頃ソロアルバムで「The Boys of Summer」でチャートを賑わしていたようですが、ビートルズでいうと、ジョンよりポールが好きな僕にとってはドンよりグレンだったわけです。ただこの「The Boys of Summer」でも透明感のあるサウンドはやはりロサンゼルスを感じさせてくれるのでした。

お互いソロ活動に忙しい10年間を過ごし、1994年にイーグルスが再結成されてその後もツアーを続けています。今年もアメリカの各地を回りあの往年のウエストコーストサウンドを僕たちに聞かせてくれているんです。今年の残りのスケジュールは下記の通りで、明日はテキサス州ダラスでやるわけですね。

◆Eagles 2008 Concert Tour

9-13 Dallas, TX American Airlines Center

9-14 Dallas, TX American Airlines Center

9-16 Little Rock, AR Alltell Arena

9-18 Nashville, TN Sommet Centre

9-20 St. Louis, MO Scottrade Center

9-21 Milwaukee, WI Bradley Center

9-24 Chicago, IL United Center

9-25 Chicago, IL United Center

9-29 Green Bay, WI Resch Center

9-30 Minneapolis, MN Target Center