ロサンゼルスの隠れ名所、GAMBLE HOUSE(ギャンブル・ハウス)をご紹介します。ギャンブルハウスといってもカジノの事ではありません。
アメリカの企業”PROCTOR&GAMBLE(プロクター&ギャンブル)”という会社をご存知でしょうか?日本では”P&G”としてお馴染みの昔から日本のテレビCMにスポンサーとして出ている石鹸や洗剤などのホームケア商品の会社です。このP&Gの企業オーナーであるギャンブル氏の邸宅がロサンゼルスにあり、有名建築として保存されています。
ギャンブル・ハウスはロサンゼルスから車で約30分程の街、”パサデナ”(PASADENA)にあります。ここに邸宅が建てられたのが1908年ですから昨年がちょうど100年目です。100年前に優良企業の名士がすでにパサデナに邸宅を構え生活していたという事実が、この町がいかに歴史があり美しい街なのかがわかります。
邸宅は木造建築で、外観はシャレー様式でどこか和の影響も受けているように感じます。オーナーと同郷であったシンシナティ出身の建築家、サミュエル・グリーンとヘンリー・グリーンの兄弟作品です。
邸宅内にツアーとして入場できます。(有料) しかし残念ながら邸宅内の写真撮影は禁じられておりご紹介できないのが残念ですが、内部は階段、窓枠、家具までも当時の優れた職人技術が凝縮されておりまさに芸術品と言ってもいいでしょう。
(Photograph © Mark Fiennes)
参考までに公式HP写真から。2階への階段の写真ですが、まさに匠の仕事です。邸宅内の全てが一つの芸術品としての価値を持っています。
敷地内は美しい庭もあり、古き良きアメリカの伝統技術が凝縮されたギャンブル・ハウスはアートに興味のある人必見です。
ALX
・The Gamble House
ツアー入場料 $10