前回からモニュメントバレーツアーを紹介しています
さて、次に訪れたのはココ。ビッグホーガン。
ホーガンというのはナバホの人が昔から住む伝統的家屋のこと。ということはホーガンのような形?という想像どおり
大きな岩の形状が丸く囲まれているのがわかります。
ここでナバホガイドのハロルドが一言。
面白いものが見えるよ”
言われたとおり、上を覗いてみると・・・
「あ。穴が開いてる!しかも大きな穴!」
”違うよ。穴を見るんじゃなくて想像力を使ってごらん。”
と更にガイドが。
ん?
ん?
ん~??
皆さんはこの絵から何か見えるものがありますか?
是非想像力をフルに使って覗いて見てください。
穴が目。左にくちばしのように伸びている曲線が見えますでしょうか。
左向きのイーグルの頭を横から見ているような図です。
ネイティブアメリカンの間では
力と勇気の象徴とされ、空飛ぶものの長として知られている鳥です。
へ~!
だなんて感激しているとどこからともなく縦笛の音が・・・。
ガイドのハロルドとドライバーのナバホの方が
二人で縦笛を演奏しているではないですか。
岩と谷間になんともいえない切ない笛の音が鳴り響き、
どこまでも続く果てしない平原と悠久の時を音色から感じる瞬間です。
いつの時代から繰り返されているのか。
いつの時代まで繰り返すのか。
そんな思いが心をよぎるなんとも言えない気の遠くなるような瞬間でした。
※動画はこの当日のものではありません。
ナバホの人に聞くと笛は心の声を語るそうで、
西洋音楽と違い楽譜も何も一切必要ないそうです。
心に湧き出てくるものを表現する一種の道具なんだそうで。
ちなみに今までご紹介した場所は全てナバホ族のガイドの案内でないと
なかなか連れて行ってもらえない場所。
谷間の奥に進めば進むほどアメリカの原風景が広がります。
さて、ではモニュメントバレーといえばこればかりではありません。
お約束のポイントもご紹介させていただきます。
ジョンフォードポイント!
駅馬車、荒野の決闘など数々の有名西部劇映画を作った監督で、
彼は好んでこの場所を撮影に使ったとか。
名前のとおり3姉妹です。
周りの岩と比べてもこの土地がどれだけ広い場所なのか
というのが分かるかと思います。
さて、すっかりツアーを終え堪能した後訪れたいのは
入り口にあるビジターセンター。
ここではナバホの人の手作りである工芸品が多数売られています。
正直中にはプレミア物も多数あり、織物やつぼ、ターコイズの宝石、
トルコ石でできたこんなかわいいトカゲまで・・・・!
時間にして約1時間30分ほどのツアー。
料金は$70前後+ガイドさんとドライバーさんに対するチップ。(約15%)
それでも1時間30分とは思えない価値のあるツアーに大満足でした。
このツアーにご興味のある方は
HISで取り扱いをしています。是非お問い合わせください。
K.O.