ドライブプラン 3泊4泊 2日目 を紹介しています。
今日フラッグスタッフから巡る場所は
大隕石衝突跡 バリンジャークレーター、またの名をメテオクレーター
太古の大木が化石となった化石の森公園
今日も地球の爪痕探検に出発です。
朝フラッグスタッフを出発し車で西に向かうこと約1時間
ひたすら続くまっすぐな道40号線をちょっと右にそれると
B地点、メテオクレーターに到着です。
入場料$15を払い(ここは国立公園ではないのでご注意下さい)
中に入ります。
ビジターセンターとお土産屋さんをかねており、
中には興味深いものが沢山!
おっといきなり隕石!
地球上では存在しえない鉱物らしく、ひたすらに重そうな物体です。
でた!これが大隕石衝突跡!その名もメテオクレーター
広角カメラでも左右が全く収まりきらないくらいの強烈な大きさ。
それもそのはず、強烈なサイズの衝突跡なんです。
直径約 1.2-1.5km
深さ170m
周囲の平原からの高さ30m
バリンジャー・クレーターを作ったのは約5万年前に地球に衝突した
直径わずか約20 - 30メートルの鉄金属隕石。
隕石は太陽よりも輝かしく燃えながら大気圏を通過し、
時速4万キロメートルを超える速度で落下したと言われている。
地上に激突した隕石は凄まじい爆発を引き起こし、
この爆発は総重量は1億7,500万トンと推定される岩石を掘り起こし、
の直径1.2キロメートル、深さ170メートルのクレーターを一瞬で作り上げた。
衝突地点から半径3キロメートルから4キロメートル以内の生物は、
衝突と同時に一瞬にして死滅。
その後、衝突によって発生した巨大な火の玉によって
半径10キロメートル以内のあらゆる物質を焦がし、
時速2,000キロメートルに及ぶ衝撃波が半径40キロメートル近くまで広がる。
時速4万キロのスピードで衝突って・・・・。
想像できないというかこんなのが今の地球に落ちてきたら・・・。
当時のすさまじさを今も風化させずに残しているメテオクレーター。
地球に残る隕石衝突跡でも最も形を残していると言われている場所です。
あまりに広大なので普通のカメラではまず収まりきらないのですが、
とにもかくにも大きくて凄過ぎます。
ここが月面のクレーターに非常に似ているということから
ある時代にはNASAの宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ前の訓練場所としても
利用されていました。
昔ここが火山か隕石跡かが分からなかった時代に、
ここが隕石の衝突跡であることを証明すべく
バリンジャー博士が私財を投げ打って証明を試みた、
鉱物採掘所が今でも残ります。
昔の海洋生物の化石が普通にその辺にころころと転がっております。
※勿論持ち帰りは禁止です。
昔の地球に思いを馳せる、
というより個人的には大興奮のメテオクレーターでした。
さ、次に向かうはPetrified Forest National Park
いわゆる化石の森公園という国立公園です。
B地点からC地点に進む事約1時間30分の距離。
ここは太古の大木が化石となった森の跡。
この公園を観光する場合は北ゲートからぐるっと周るルートがお勧め。
南に下れば下るほど興奮度が高まる素材がいっぱい!
最初に訪れるのはペインテッドデザート。
鉱物を含んだカラフルな地層で成り立っており、
オレンジ・ピンク・ライドブラウン等目に優しい色合いが広がります。
プエルコ先住民の遺跡跡もあります。
この写真の中腹、茶色の部分をよーくよーく観察してみると・・・?

なんと岩絵があるではないですか。
14世紀頃のもので、当時の日干し煉瓦で作った集合住宅の跡等も
残されています。
なんとも幾何学的な模様が印象深い一枚です。
さらに進むこと数分。
ブルーメサという場所に到着。
その名の通り大地が青白い地層で成り立っている場所。
ここから太古の化石がごろごろと転がり始めます。
ここは1時間程度で周れる簡単なハイキングコースがあり、
1周約1.6kmを楽しみながら散歩ができるお勧めのルートです。
でたー!珪化木!
これぞ化石の森公園の主役!
クリスタルフォレストという場所にくると
見渡す限りの草原にずらりと珪化木が並びまさに圧巻!
遠くから見ると普通の木に見えるのですが、
倒れた木がそのまま化石化したもの。
普通に見てると本当に木そのもの。
丸太の輪切りというかなんというか・・・。
ここは今から2億5000万年前の三畳紀の頃、緑豊かな大地でありました。
普通は木は腐って土に還っていく物ですが、
火山灰を含む泥と砂に埋もれ、化学反応を起こした結果、
酸化せずにこうして木の宝石になったんだとか。
非常に興味深い話でもっと詳しい話をビジターセンターで聞く事もできます。
K.O.