地上絵と聞くとつい思い浮かぶのが南米にあるナスカの地上絵


いったい誰が何のために書いたかいまだ解明されていない地上絵ですが

実はアメリカにもそんな地上絵があるんです。


しかもこのカリフォルニア州に。


最初聞いたときはびっくりしたのですが、

本当にあるらしいというウワサを事実にする為に

早速探検に行って参りた・・・!



H.I.S. ロサンゼルス
場所はロサンゼルスから車で約4時間。

ブライス【BLYTHE】という街まで走ります。


H.I.S. ロサンゼルス

ブライスはほぼカリフォルニア州とアリゾナ州の州境にある街で、

ただっ広い砂漠地帯に荒涼とした風景が続きますが、

実は大河がすぐ側に流れています。


H.I.S. ロサンゼルス

カリフォルニア州とアリゾナ州の間に流れるコロラドリバー

砂漠地帯にたわわに水を運ぶアメリカの生命線


ロサンゼルスから行くとフリーウェイ10のEXIT241を降り、

95号線を北上NEEDLES方面に向かって約15マイル程進みます。

H.I.S. ロサンゼルス

15マイルを超えると右側にこのような看板が。


H.I.S. ロサンゼルス

看板にしたがって左に道を折れるとありました。案内が。

【BLYTHE INTAGLIOS】ブライスの地上絵とも言える看板です。


H.I.S. ロサンゼルス

95号線を逸れると舗装されてない道路に入りますが

気にせずずんどこと進みます。

※通常の乗用車でも行けますが、時折道がかなり凸凹としているので、

注意を払って進んでください。


H.I.S. ロサンゼルス

3分も進むと右手にこんな看板が。どうやら目標物に近づいてきた様子。


H.I.S. ロサンゼルス

あ。ありました~♪

大きすぎて人の身長の高さからだとさっぱりなんだか分かりませんが、

近くに図解があるのでそちらを参照。


H.I.S. ロサンゼルス

詳しく読むとこちらなんと縦30mx横20mのかなり大きな地上絵のようです。


こちらの地上絵は1931年に地元のパイロットであったジョージプラマー氏が

空を飛んでいた際に地上に不思議な絵を発見。

なんとこの近くに200以上もの地上絵が描かれている事が後に判りました。

古代よりこの土地に住むプエブロインディアンによって描かれたとされており

紀元前1000年程前と推定されていますが、はっきりした事が今だわからず

450~1万年前のものでは、という説も。

※Wikipediaより参照


H.I.S. ロサンゼルス

【足から眺めた人物絵】


当時の儀式のために描かれたのではともいわれておりますが、

やはり実際は誰が何の為に書いたのか今だ解明されておりません



H.I.S. ロサンゼルス
そしてすぐ側にあるのはネコ科と見られる動物の図

こちらは写真の左が頭右側がしっぽ、手前に伸びているのは4本の足。

H.I.S. ロサンゼルス

【判りにくいのでやはり看板を参照】


動物の足元には植物と見られるぜんまいのようなものも描かれております。


H.I.S. ロサンゼルス

【植物と見られるもの】

H.I.S. ロサンゼルス
【動物を背中部分から撮った図】

地上絵というだけあって、地上から見てもあまり実感がわきません。

空からパイロットが発見したというのは実に納得


H.I.S. ロサンゼルス
辺りにはこのような小さな石がころがっており、

石を研磨し表面の黒い部分を削り石の内側にあるより明るい色の石にして

この地上絵を作ったとかなんとか。


できたのが何年前かわかりませんが、

450年~1万年前と言われているのですから、

雨が降って風が吹いた日もあっただろうに

よく原型を留めているなぁとつい感心してしまいます。


当時の人は何を思って、

       この地上絵を描いたのでしょうか。


さて、もうひとつ別の人物絵があったのでこちらを紹介。


H.I.S. ロサンゼルス

【頭から撮った図】


H.I.S. ロサンゼルス
【足から撮った図】


H.I.S. ロサンゼルス

【空から見た全体像】


これを見るとよくわかります。


ではもう一度。

H.I.S. ロサンゼルス

【頭からの図】



H.I.S. ロサンゼルス
【上空からの写真】


大変に興味深い地上絵で、好奇心をくすぐられるミステリアスな地上絵。

ロサンゼルスからわざわざ訪れるには遠い距離ですが、

旅行の最中に立ち寄るといいかもしれません。



ですがここで夏場に行く方に1点注意点が。


夏場に行くと死ぬ程熱いんです・・・・。


H.I.S. ロサンゼルス
遠くにある田んぼが歪んで見える蜃気楼現象


H.I.S. ロサンゼルス

温度計を見て愕然。


摂氏48.7度


思わず時計が狂ったかと思うほどでしたがこちらの温度計は

涼しい場所に戻ったら普通の気温に戻っていたので

正常に機能していたかと思われます。


熱いというより痛い・・・impact

車に戻る度に生還・・・という言葉がぴったりだと思う瞬間でした。


夏場に行かれる方は水を持参の上行かれる事を強くお勧めします。


アメリカの砂漠に突如現れるミステリアスな地上絵。


ぜひ機会があればお立ち寄りください。


ミステリアスな地上絵を訪れるツアーはこちら

【2010/10/9 ロサンゼルス発 セドナ2泊3日】


BLYTHE INTAGLIOS

 観光局ホームページ

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    • 投稿: mlq kl5 -2013年10月29日 (火) 17時17分

      ■無題
      2007年の秋、国土管理局で働いていた地質学者の友人と地上絵を観にいきました。以前、オイルショック後にアメリカでもエネルギーを原子力に求めようと地上絵の辺りを地質調査に行ったときの原住民の話では、地上絵は二千年以上経っているかもしれない。人物は地球と生命の創造者を表し、動物は天地創造を助けたマウンテン・ライオンだという。彼らはかつて、地上絵の近くで創造者を崇拝する宗教的儀式のダンスをしていたといったそうです。後の調査によれば、南ネバダからカリフォルニヤ湾にかけて大小合わせて二百以上の地上絵が見つかっている。絵は人物や動物の他に、幾何学模様などもあるらしい。「地上絵の周りに二重曲線があるのは、バイクや四輪駆動のタイヤ跡です。今では、金網を張って保護していますが、心なき人たちが貴重な民族文化財に気付かず、この辺りを乗り回していた証拠です。雨の降らない砂漠を一度傷つけると元には還りません。地上絵も人間がつけた傷跡と見てよいでしょう」ということを友人が話してくれました。

    • 投稿: his-losangeles -2013年10月29日 (火) 17時59分

      ■Re:無題
      >mlq kl5さん貴重な体験を共有して頂いてありがとうございます。なるほど、この地上絵は宗教的なものだったのですね。200以上もあるなんてびっくりです。普段地上からものを見ている私からすると、地上絵はとてもクリエイティブで神秘的なものに思えます。地上絵に関しては上空からでないと確認しずらいこともあるかと思いますが、mlq kl5さんのおっしゃる通り、このような貴重な文化財産を壊さないように、旅先では出来るだけ現地の文化を知り、マナー守って楽しむようにといけませんね。コメントありがとうございます。

    

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