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「LAにはアーノルド・パーマーが最終ホールで12打をたたいたコースがある」

という話は以前から耳にしていましたが、とても混んでいるコースでなかなか良い時間に予約が取れなかったのですが、たまたま午前中に空きが出たので早速行ってみました。その名は「ランチョパーク」。

Rancho Park Golf Course
10460 W. Pico Blvd.
Los Angeles, CA 90064
Phone: (310) 838-7373

http://golf.lacity.org/cdp_rancho.htm

場所はI-405とI-10が丁度交差するあたり。ざっくりWestLA界隈という感じでしょうか。街中にある市営コースなので、きっと箱庭みたいに狭いのかなと想像していたのですが、「えっ、街中なのにこんな広々とした、、、」、「コースのレイアウトも普通の市営コースと違って面白い」という感じで、実際の印象はかなり違いました。

【18番ホールのティーから見たフェアウエイ】

パーマーが12打を叩いたのは、今から丁度50年前、1961年に開催されたLos Angeles Open予選での事だったそうです。

1打目は4番アイアンでレイアップしてフェアウエイをきっちりキープ、が、3番ウッドを曲げまくり、2球目3球目は右のドライビングレンジに、4球目5球目を左の民家に打ち込んだそうです。4連続OBとはすごい、、、。結局6球目でグリーンに乗せ2パットで上がったそうで、公式記録は通算12打という事だそうです。

【ティーのそばにある「パーマー12打記念碑」】

ホールアウト後のインタビューで、なぜ12打も叩いたのかを聞かれたそうですが、

「11打目のパットが入らなかったから」

と答えていたそうです。よっぽど気分が悪かったんでしょうね。

【どうやって4打連続OBを叩いたか、見事に図解してあります】

パーマーに取っては大変不名誉な記録が残ってしまったこのコースですが、実は「全米でも3本の指に入るほど年間のラウンド数が多いコース」としても有名だそうです。

実際に年間約118,000ラウンドをこなしているそうで、一体これがどのくらいの数かといえば、、、、年中無休で全員が4サムで回ったと仮定して1日あたり平均80組のゴルファーがプレーしている計算になります。

1日80組ということは、、、ティータイムが7分刻みと仮定すると、全員をティーオフさせるためには9時間半必要で、かつハーフでも2時間は必要なはずなので、コンスタントに12時間は営業しないとこなせない数字になります。

すごい数字です、、、。

【右はドライビングレンジ、左は民家、ここで叩いたんです】

こんなに数をこなしているゴルフコースですが、フェアウエイやグリーンのメンテナンスはしっかりと行き届いていました。街中にあって、コースのレイアウトも良く、パーマーの記録もあって、かつメンテナンスも行き届いているとなると、なぜこれだけ混んでいるのか良くわかりました。

さあ、あなたもパーマーの12打にチャレンジしてみませんか？

Rancho Park Golf Course

（地図）

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