日の入りが遅くなったロサンゼルスは音楽のシーズンとなってきました。
室内・野外といたるところでコンサートが繰り広げられます。
今日はこのロサンゼルスを代表するクラシックコンサート劇場を紹介します。
《ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール》
1987年にウォルト・ディズニーの奥さんだったリリアン・ディズニーがロサンゼルスに代表的なコンサートホールを建築することを提唱、ディズニー家で総額1億ドル以上を投じて作ったコンサートホールがこれです。
デザインは、あの有名な建築家 フランク・ゲーリー氏が担当。この人物は芸術界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞するほどの大人物であり、身近なところでは、カリフォルニアの航空宇宙博物館、ロサンゼルス現代美術館、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館、トロントのオンタリオ美術館などのデザインを手がけています。(日本でも神戸のメリケンパークにある「フィッシュ・ダンス」を手がけています。)
音響については、日本人音響設計家の豊田泰久氏が担当。あのサントリーホールを手がけた人物といえば、その凄さがわかります。
ディズニーコンサートホールといえば、まず最初に思い浮かべるのはL.A.フィルハーモニー。あの現代のモーツアルト、ベネズエラの神童、天才指揮者のいわれをもつ グスタボ・ドゥダメル(Gustavo dudamel)がLA Philharmonic(フィルハーモニック)を率いています。
これだけ説明すれば、いかに現在のロサンゼルスの芸術の代表作として相応しいか、否応にもわかると思います。
遠くからの概観です。圧倒的な存在感ですね。
幾何学的な創りになっています。
フランク・ゲーリー氏の作品は一度見ると記憶に残ります。
↑こちらがグスタボ・ドゥダメル氏です。彼のコンサートは連日SOLD OUT♪
今回、「セルフガイドのオーディオツアー(無料)」をご紹介します♪
【内容】
1、14名以下のグループ
2、毎日朝10時~14時までの間のみ
3、所要時間約60分
4、対象年齢10歳以上
5、料金無料
まず入場料は無料です。ハンドスピーカーです。これを耳にあてて説明を聞きます。
このような看板のまで自動的に説明が聞こえます。但し全て英語になります。
メインスポットの「BPHALL」です。
実際に上演しているところをみることができます。
建築に携わった人が書かれています。
こちらは野外の小さな会場です。これらは子供たちや小さなリサイタルで使用されるようです。
ここは何気に静かで人気がある庭園です。遠くにダウンタウンの高層ビルが見えます。
ダウンタウンでは見られない色々な花や木が埋まっています。
よーくみるとガラスの破片で作った作品。「花」がテーマです。
レアなCDや本などが販売されています。
約60分ぐらいのオーディオツアーでしたが、基本的な知識がない小生にはややレベルが高いところでした。でも今後のロサンゼルスの芸術を引っ張っていくところであると考えると、コンサートホールという概念を取り除く、有名建築物の観光と考えるとそれだけでも楽しめます。
非常に興味深い建築・芸術・文化の結晶ともいえます。
今度は是非とも本格的に演奏を聞きにきたいと思います。
最後に…、
運がいいと以下のコンサート内部を見学することもできるようです。
Walt Disney Concert Hall main auditorium
(C)LA Phil
Los Angeles Philharmoni
Walt Disney Concert Hall
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High Bridge