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NY、マンハッタンで独身生活を謳歌していた時は、セントラルパークを横目に見ながらオフィスまで徒歩20分の通勤時間でしたが、ここLA（トーランス）に越してからはLAダウンタウンにあるオフィスまで片道1時間がごく当たり前に。

どのレーンを走っても、ハッスルして追い越し・追い抜きを繰り返してもその労力の割にあまり効果がないことを悟ってからは、レーンチェンジもせずにひたすらダラダラ運転してたりしますが、越してきた当初はそれでも50～60分くらいの通勤時間だったのが、プリウス等のハイブリッド車が同乗者無しでカープール・レーンを走るプリビレッジを失い、一般レーンに流れ込んでくるようになってからは、アベレージで70～80分はかかるようになりました。それ程LAの通勤・通学渋滞は凄まじい。




【遠いダウンタウン、、、LAの朝晩の通勤渋滞は年々酷くなる一方】


同乗者がいた場合カープールをする事がありますが、その楽なこと楽なこと。大渋滞の一般レーンを横目にスイスイと走るのは気持ちが良いですが、この11月に同乗者なしでもカープール・レーンを走ることができるシステムが開始されました。その名はMetro ExpressLanes。


Metro ExpressLanes
https://www.metroexpresslanes.net/

まずはI-110の11マイルのカープール・レーンがこの11月からExpressLanesに変更されました。これに続いて来年I-10の14マイルのカープール・レーンも変更されます。詳しくはオフィシャル・ウエブサイトでご確認下さい。



【救世主現る？ Metro ExpressLanes なるシステムが登場！】


このExpressLanesが開始されることによって、、、

◯ トランスポンダーがあれば同乗者無しでもカープール・レーンを走ることができる（有料）
☓ 同乗者がいても、トランスポンダーが無ければカープール・レーンを走れない

というようになりました。私もこのままでは今までのようにはカープールできないので、早速トランスポンダーを購入しました。





【これがMetro ExpressLanes専用のトランスポンダー】

通常価格は$40ですが、私はAAAのメンバー割引が適用されて$32でした。購入する際には、ExpressLanesのウエブサイトで、クレジットカード情報、車のナンバープレートやメーカー・車種を登録する必要があります。後述しますが、ExpressLanes利用時には車のナンバープレートを写真で撮影されているようでので、トランスポンダーを気軽に貸し借りすることはできません。






【1台の車に何人乗っているかでスイッチを切り替えます】

同乗者なしExpressLanesを走る時は、このトランスポンダーのスイッチを①に設定します。そうすると、自動的に利用料金が課金される仕組みです。

同乗者がいてカープールする際には、ルールに従ってスイッチを②ないしは③に設定します。そうすると料金は課金されません。





【黄色で囲った部分がトランスポンダー用のセンサーです、ピカピカ光る】


ExpresLanesには課金用のセンサーが設置されていて、その下を通過するとトランスポンダーが反応して「ピー」と音がなります。またセンサーにはカメラも設置されていて、車の後ろからナンバープレートの写真が撮影されているようです。

昼間はあまり気づきませんが、夜ExpressLanesでセンサーの下を通過すると、カメラのフラッシュが「ビカビカ」と光る（それも後ろで）ので、一瞬ドキッとします。





【電光掲示板で現在のExpressLanes利用料金が表示されています】

さて気になるのが、ひとりでExpresLanesを利用する際の料金ですが、オフィシャルウエブサイト上に1マイルあたり25セントから$1.40とありました。渋滞具合によって利用料金が変動する仕組みです。合理的といえば合理的ですが、、、。

毎日チェックしているわけではありませんが、I-105からI-110に入るところにある掲示板ではLAダウンタウンまででだいたい$7～$9くらいの金額が表示されているような気がします。高すぎるので普段は絶対ひとりでは利用しません。遅刻しそうな時の保険ですね。




【イケてないMetro ExpressLanesのCM、、、、Life changingだそうで】


便利なExpressLanesですが、ルールを守って利用しないととんでもない金額の罰金を払わされる羽目になりますので要注意。カープール・レーンのバイオレーションの罰金は最低で$341だそうです。最低で$341ですからね。くれぐれもお気をつけ下さい！

Metro ExpressLanes

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 by rant