今日は珍しい世界最古の「木」を紹介します。
その名は「Ancient Bristlecone Pine(Pinus Longaeva)(=古代のブリストルコーンパイン)」と呼ばれ、4000年~5000年前から今も生きている現在最古の木だそうです。
場所はロサンゼルスから遥か北に進み、モハベ砂漠を通り越し、デスバレー国立公園を通り過ぎたところにあるホワイトマウンテンと呼ばれる山脈の一部に位置します。サンフランシスコから来る場合は、ヨセミテ国立公園を東に抜け、国道365号線を南下します。ラスベガスからはデスバレーを横切り同じく国道365線を北上します。
国道395号線を北上し、Bishopの街の手前にある看板です。
道路脇にあるインフォメーションセンターです。
ここから内陸へ向かって進んでいきます。
見渡す限りの平原と前方に見えるのがBlack Mountainと呼ばれる山です。
標高3000mに位置するこのU.S.Forest Serviceはあまり有名でないため、日本からの観光客はまず訪れません。場所も場所でレンタカーでくる旅行者ぐらいです。
気圧の関係上、だんだんと耳が痛くなってきます。
ここが入り口です。この日は誰もいませんでした。
対向車も殆どこない場所なのでちょっと不安な気分になります。
只今、標高2000mぐらいの場所です。
日本では富士山の5合目ぐらいまでは車で行けますが、
ここでは3000mまで行くことが可能です。
国道から約1時間ちょっとで到着。
2年前に募金で作られた新しいVisitorCenterです。
ここにはミニシアターがあり、お土産屋があり、レンジャーの方々が訪問者に色々と説明をしてくれます。
アメリカの国立公園に行くときは是非ともVisitorCenterで情報収集してから観光することをオススメめします。
なぜならその歴史、意味を知ってからの方がより深く感動を味わえるからです。
ここでは樹齢を顕微鏡で観察できます。
どうやって生きた木の年齢を調べることができるのか、など映像と共に解説してくれます。
ここには1時間、2時間、4.5時間と3つのトレイルがあります。
じっくり見て回るのもいいですが、天候が変わりやすいので必ず天気を
調べてから行きましょう。迷ったら必ずVisitor Centerで確認してください。
地形ですが、標高が高いこともありますが、冬場は雪に覆われます。
夏場に生えた草が少し道端に生えていますが、何より鋭く鋭角した岩(石)が散乱していることに驚かされます。
今回はオススメされたビギナー向けの簡単なトレイル。
所要時間は約45分です。
早速目に入ってきたのが、垂直に伸びる2つの木。
捻れたまま鋭く尖っています。
こんな木を見た記憶はなかったので、ちょっと不思議な感じがしました。
更に歩いて行くと、今度は横たわった大きな木があります。
これもまだ生きています。 まるで昼寝をしているようです。
これは姿形ともに美しい、ブリストルコーンパインです。
樹齢4000年以上と言われている世界最古の木の一つです。
今にも動き出しそうです。(ちょっと不気味。。。。)
どうしてこんな形になったのか。
ビジターセンターでは解説していますが、この場所が発見されたのはまだ20年前ぐらいのことだそうで、今もまだ研究が続いているようです。
このうねり見て下さい。 なんとも不思議な形状です。
枝を捻ったかのようです。
これがよく絵葉書にも使われている「木」です。
この時、ちょうど曇から雨に変わり、雷が鳴ってきましたが、ちょっと不思議な感覚に陥り、この世にいるような感じが一瞬しませんでした。全ての木が何かを訴えかけるような雰囲気を持っており、とても不思議でした。
アメリカの西側には本当に色々なものがありいつも驚かされます。
まだまだ紹介しきれないものもたくさんありますので、また次回にお伝えします。
Ancient Bristlecorn Pine
Ancient Bristlecone Pine Forest Visitor Center Inyo County CA
公式ホームページ
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