水漏れ事件が先日我が家で発生しました。![]()
その日、いつも通りSIESTA(昼休み
)に家にご飯
に帰りました。
で、15:30頃そろそろオフィスに戻らなければと思う私の耳
に
聞こえる『ポチャン![]()
![]()
ポチャン![]()
![]()
』という雫の音。
で、私は水道栓をキッチン、お手洗いと確かめましたが、どこからか
分からない。
冷蔵庫に耳を近づけても、洗濯機に耳を近づけても、定期的な雫の音の
出所ではない・・・。
はて、どこからと水の音源を狭い部屋を探していたら
ありました
天井です。
天井に2箇所「水脹れ?」が出来ています・・・。
しかも、それは、私の娘同様の『うさぎケージ』の真上。
で、とりあえず、上の階に行きます。
上の階は「ATICO」と呼ばれる最上階でテラス付き。
チャイムを押しても・・・だれも出ません。
それよりも、このPISO(集合住宅
)に住み始めて1年、上の階の住人を
見たことはたった1度、電話番号はおろか、名前すら知りません。
それでは、大家に連絡
と思いましたが大家にも実は会ったことがなく、
本当は「ペット禁止」なので、あんまり波風を立てたくないし・・・と、
仲介に入ったおばさんに電話
をしました。
で、「なんとか上の階の人と連絡をつけるには、ピソのPRESIDENTE
(ピソ代表者?組長みたいな人?)の電話番号が欲しい。」と
うったえましたが、「調べないとわからない・・・。」
その後、うちのピソの入り口に「SE VENDE(売り家)」とか「SE ALQUILA
(貸家)」とか不動産屋の電話番号が貼ってあるから、そこへも電話
。
もし、偶然にも上の階の人が、同じ不動産屋を通して契約していたら、
電話番号をもらえるかも
と。
しかし、そんな偶然はありませんでした。![]()
そうこうしているうちに、PRESIDENTEの電話番号を入手。
だけど、固定番号のみで、不在・・・。
近所の人もいないし・・・。
そこまで、やって、つまりオフィスには遅刻をして、とりあえず、
夜に住人が帰ってくるまで待つことにしました。
夜帰宅して少し待ってみましたが・・・上の人はまだいません。
そう、今は8月。今年は冷夏とは言え、世間はバケーションの真っ最中![]()
上の人がこのまま何週間か帰ってこなかったら、どうなるか
水の重みで天井が落ちる・・・。
家財道具がパアになる。うさぎと私は避難しないといけない・・・。
それは困る。
たいした家財道具でないとはいえ、(ほとんどは大家さんの家具だけど。)
写真とか、お気に入りの洋服
とか水浸しになったら
結果、スペイン人に意見を乞いました。
そうしたら、
※まず、裁判所へ行く(夜だったのでGUARDIA当番?)
※その後、地区の管轄警察に行く。
※警察に電話
をする。
※警察の指示で消防士を呼ぶなりして家を開けて水を止める![]()
とのこと。
タクシーで10EURほど使って、PALAZA DE CASTILLAにある
裁判所へ出向きました。
道中タクシーの運転手さんは「水漏れ?僕だったら天井が落ちるまで
待つね。それで上の住人の保険で全部新しく買い直すよ。ははは。
」
なんてのんきなことを言っています。
おまけに「この裁判所はね、1度入ったらなかなか出てこられないんだ。
いつも人で溢れている。まあ3時間は待たないといけないよ。」と
私に恐ろしいことをぬかします。
私の頭の中は「裁判所で待っている間に水が本格的に漏れ出したり、
天井が壊れだしたらうさぎが留守番中なのに
ああ連れてくれば良かった・・・。」
裁判所は、運転手さんの脅し?とはうらはらに閑散としていて、
あっという間に呼び出してもらえました。
バケーションの季節なので、マドリッドも住人が減っています・・・。
良かったです。
裁判所からは警察に連絡を入れてもらい、書類ももらいます。
たぶん、裁判所の命で警察にてDENUNCIAR(告発)します。
と言った形にする為らしいです。(よくわからないのですがね。)
また10EURも使って、今度は管轄警察署へ。
昔、旅の最中に盗難届けを出した警察署です。
今は私の住む地区の管轄署です。人生は不思議です。
そして、ここでも書類を作成してもらい。
つまり「上の階より水が出て困っています
」という書類です。
そこで、「いい?家に帰ったらすぐ警察に電話をして立ち会って
もらうように。必要ならば警察が消防士なりなんなりを呼ぶから。」
今度は歩いて家
に戻り、早速警察に電話
。
しかし、やってきたのは20分後。
こんなに到着が遅かったら、傷害事件なんかでは困りますよね?
そして警官立会いの元、上の階に行ったり、下のPATIO(中庭)に
下りて最上階を仰いだり、そのうち、隣のPISOに行って、
隣のPISOの窓から何か見えるかを確認したり・・・。
隣のピソの人も突然の警官の登場にびっくりしますよね。
結局は、「どうも上の階のテラスにあるホースが怪しい。」ということ
になり、消防士を呼ぶことに。
火事でもないのに、消防車はサイレンを鳴らしてやってきました。
屈強な消防士4名が階段を駆け上がって我が家に来たかと思えば、
天井をたたいたり、窓ガラスやベランダの手すりの強さを確認したり。
溜まっている水を出した方がいいということで、うちの天井に穴を開け、
と言っても小さなものが10個くらい。その下にはバケツと料理用ボール。
そうこうするうちに、そのうちの1人がベランダの柵にはしごをかけ、
命綱を巻き、するすると登って行きました。
で、テラスにあった蛇口を閉めて、またするすると下りてきました。
あとで聞いたのですが、蛇口がテラスにあったから、良かったようなものの、
これが蛇口が家の中だったら、鍵を壊して家に入らなければならず・・・。
一度鍵を壊してしまったら、住人が戻るまで警官がいないといけない
そうなんです。
まあ、家が開きっぱなしでは危険ですよね。
で、警官もそれは避けたかったら良かった・・・。と言っていましたけど。
まだ我が家の天井には穴が開いています。
上の階の住人はたぶんバケーション中です。あれから数日経つのに
まだ帰ってきません。
PISOのPRESIDENTEもバケーション中だと隣人に聞きました。
上の人が来るまで、天井の穴はそのままです・・・。
今雨
が降っています。
うちの娘たちは、大丈夫でしょうか![]()
どうか水害に遭っていませんように・・・。
ソフィア


テーマ: 01 スペイン情報











