11月25日にバルセロナがあるカタルーニャ州の
州議会選の投票が行われました。

この結果、スペインからの独立を主張する4政党が過半数を確保。
9月11日に行われた150万人規模の独立運動が記憶に新しいですが、
今後カタルーニャ州は独立に向けて大きく動いていくのでしょうか。


ですが、アルトゥール・マス州首相率いる独立派の議会第1党である
「カタルーニャ集中と統一(CIU)」は62議席から50議席と
議席を大きく減らしたようで、
公約としていた「独立を問う住民投票」が行われるかは
微妙だそうです。

スペイン17自治州の中で最大の経済力を持つカタルーニャ州。
州内の総生産(GDP)が国内トップであることから、
国に対してより多くの納税を求められています。
このため財政赤字が累積し、州政府の債務残高は17州で最大の
440億ユーロ(約4兆7000億円)に達しているのです。
そこで、中央政府に税金を払うばかりで十分な恩恵を受けていない、
との不満が多くの住民からあがっています。


ですが、独立派がカタルーニャ州議会の過半数を占めたと言っても、
中央政府側は自治体のみの判断で独立を決めることは
憲法で認められない、との見解を示しています。

今後のスペイン、そしてカタルーニャ州の動向に注目です。


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By新参者

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